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【京都市】惜しまれつつも、今年最後の『東山花灯籠』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都・東山花灯路-2022

2022年3月4日(金)~13日(日)の期間、京都の東山界隈では、東山花灯籠が行われています。

綺麗になった円山公園や、白壁や石畳、門前町の点灯に彩りを添えるはんなりとした灯りが見られます。

八坂の塔もライトアップされ、生花が華やかに色添えていました。

行灯の和を基調とした「灯り」といけばな作品の「花」で演出するイベントです。ほんのりお香が香る「香りのさんぽ路」もあります。

円山公園では、人力車の「えびすや」さんのキャラクターとも一緒に写真撮影ができました!

清水寺から青蓮院まで約5キロの散策路を中心に、20年続いてきた「東山花灯籠」ですが、惜しまれつつも今年がフィナーレとなります。

高台寺、圓徳院、清水寺などのライトアップも同時に行われており、ゆっくり楽しめるのも魅力的ですね。

新しくなった「ねねの道」をライトアップされているのでロマンチックな気分になりますよ♪

約500本にも及ぶ青竹の灯籠が設置された円山公園も幻想的。

「いけばなプロムナード」から「現代生花展」、そして「祈りと花の道」など『花』の展示をあちこちの会場で見ることができます。

綺麗になった円山公園は、夜は静まり返っていましたが、息を吹き返したかのように賑わっていました。

八坂神社へ続く道では、粟田神社の粟田大燈呂がありました。

なんでも、青森のねぶた祭りの祖とも言われているそうですが…

天台宗の三門跡のひとつである『青蓮院』でも、ライトアップをされています。

本尊である「熾盛光如来(しじょうこうにょらい)」は“光そのもの”を表すとされており、「光」との関係が深いお寺です。

八坂神社の舞殿では3月7日(月)から11日(金)の5日間に限り、京都五花街の舞妓さんによる奉納舞も無料でみることができますよ!

また再開されることを願いながら…「東山花灯籠」で優美な夜を過ごされてみてはいかがでしょう♪

京都・東山花灯路-2022
【日程】2022年3月4日(金)~13日(日) 18:00~21:30 ※雨天決行
【場所】東山地域(青蓮院~円山公園~清水寺)
【問合せ】075-212-8173

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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