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【京都市】北区大将軍にある『地蔵院』は椿がいっぱいの「椿寺」♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都市北区の大将軍の地にある「地蔵院」は、通称「椿寺」と呼ばれるほど椿の花でいっぱいです♪

「地蔵院」は神亀3年(726)に行基が建立し、天正年間に現在地に定まったと言われています。

門をくぐるとすぐに目に飛び込んでくる五色八重散椿は、例年3月下旬頃に見頃を迎えます。1本の木に濃淡様々な色合いの花が見られる名木!京都市の市指定天然記念物に指定されています。

「北野大茶湯」の縁により「豊臣秀吉」が献木したと伝えられる見事な五色八重散椿。現在の木は樹齢約120年の二世だそうです。

境内にいるだけでいい香りが充満してほっこりしてきます。

お地蔵さんは、安産や子育ての地蔵菩薩で行基作だそうです。地蔵堂背後の板扉は、近くにある「北野天満宮」にあった多宝塔の遺構とされています。

洛陽三十三所観音霊場の第三十番札所でもあり、私も母娘でお札をいただきに参った事があります。

境内墓地には、赤穂浪士の打ち入りを陰で支えたとされる天野屋利兵衛の墓があったり、与謝蕪村の師に当たる夜半亭巴人の墓がありました。

綺麗に咲く椿にメジロなどの野鳥が集まっていました♪

お化粧をされたお地蔵さまもいらっしゃいました。とっても不思議なお地蔵さまで見た瞬間に感動しました…素敵♪

キリシタン墓碑と伝わる石もありました!

当初、墓石とは気づかずに手水鉢として長く使われていたそうです…

椿だけでなく、見所が満載の地蔵院『椿寺』さん。静かな境内で、癒される場所です♪

地蔵院(椿寺)

住所:〒603-8332 京都府京都市北区大将軍川端町2

電話:0754611263

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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