【京都市】中京区 高瀬川沿い「日本映画発祥」に関与した『島津製作所』&桜を愛でる『一之船入』
桜並木が続く綺麗な木屋町に木造2階建ての建物が出てきます。
そこは、『島津製作所』の創業者である初代の島津源蔵が居住し、約45年間、本店として使用したもので、いわば島津製作所の源流です。島津製作所が1975年に創業100周年を記念して、創業者の初代島津源蔵を偲んで開設されました。
館内には、創業以来、製造販売してきた理化学器械、医療用X線装置や産業機器をはじめ事業活動に関連する歴史的な文献・資料などを常設展示し、島津製作所の歩みと日本の近代科学技術の発展過程が見れるようになってます。
日本映画の発祥地は、元 立誠小学校(中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2)といわれており、シネマトグラフの試写実験が行われました。
発明からわずか2年後に京都で行われた試写実験に当っては,島津製作所が変圧器を製作したといわれてます。わが国の映像メディア(映画・TV等)の原点であることを知ると、感慨深くなりますね。
文書・器械展示のほか、ノーベル賞受賞者・田中耕一関連のパネル展示なども!(現在臨時閉館中ですが随時ご確認くださいませ)
高瀬川沿いに風情を楽しみながら歩いていると、この辺り一帯が様々な映画・TVのロケ地としても有名なことに気がつきますよ♪
高瀬川は慶長16年(1611)頃角倉了以が開いた運河でここを通行する高瀬舟の荷物のあげおろしをする船溜所を船入と言います。起点である二条の一之船入跡は国の史跡とされてます。
『島津製作所創業記念資料館』からすぐのところにあり、高瀬川一之船入と桜並木の景色は圧巻ですよ♪
高瀬川沿いを歩いていくと、日本映画の発祥地である「元立誠小学校」までいけます。
日本での映画の歴史を感じながら桜観賞しつつ、高瀬川沿いを歩いてみるのも良いですね♪
島津製作所創業記念資料館
〒604-0921 京都市中京区木屋町二条南
(新型コロナウイルス感染症拡大の状況につき臨時休館中)
電話(075)255-0980
FAX(075)255-0985