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【京都市】山科区 琵琶湖疏水を彩る『山科豊川稲荷社』と『永興寺』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

映画の町・京都に琵琶湖疏水 が関係があることをご存知でしょうか?その琵琶湖疏水沿いに、綺麗に整備された緑や花がいっぱいの『山科豊川稲荷社』と『永興寺』があります。

山科豊川稲荷社』では、愛知県豊川稲荷社の分霊で『豊川叱枳尼真天(だきにしんてん)』をおまつりしています。

叱枳尼真天は、女神様です。福徳の神・開運隆盛の神・興産の神、秀でた人物・財産を生み出す神様として、古来より人々に広くあがめられ、信仰されてきました。

妙相端麗にて稲穂を荷い宝珠を掲げられて白狐にまたがる姿をされているそうです。

戦国武将である今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康等は必ず戦勝を祈願していたそうです!カラフルな赤い鳥居がお迎えしてくださいます

永興寺』は、曹洞宗のお寺。鎌倉時代に「永興庵」として建てられたのが始まり。名前は福井県の「永平寺」と、宇治にある「興聖寺」から一文字ずつ取って命名されました。

曹洞宗開祖である道元禅師ゆかりの寺院です。

境内の石のオブジェは龍の尾を模しており、これは本堂内の「大間天井龍図」の尾とのことだそう。

境内には、見所がいっぱいあり綺麗に手入れされているお庭では、静かな時が流れています。

その中でも存在感を表していらっしゃったのが「大黒さま」。

毎月、第3日曜日に行くと拝見できるという日本一の大きさの巨大な木魚があります。本堂には直径90cm、高さ95cmという大きさ!

新緑が美しい琵琶湖疏水を散歩しながら、訪れられる穴場な場所ですよ♪

永興寺・山科豊川稲荷社
所在地 京都市山科区御陵大岩15

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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