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【京都市】北区『今宮神社』で「玉の輿」良縁祈願♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

「今宮神社(いまみやじんじゃ)」は、通称『玉の輿神社』として女性に大変人気のある神社です。

健康長寿・災疫鎮静の社として、多くのお参りに訪れます。

また、4月第2日曜のやすらい祭は、当時の疫病鎮静の古い祭を伝承するもので、京の三奇祭の一つとされています。

京都市北区紫野今宮町にあるこの神社は、正暦5年(994)に平安京で流行した疫病を鎮めるため疫神を祀り御霊会を行ったのがはじまり。

この地には平安建都以前より疫神を祀る社があったと言われています

疫病や災厄に悩まされ続けた人々は、鎮めるために神泉苑、御霊社、祗園社などで盛んに御霊会が営まれました。

疫神を二基の神輿に齋いこめて船岡山に安置し、神慮を慰め奉って悪疫退散を祈ったそうです。それが、やすらい祭りの起源と言われています。

本殿には大己貴命、事代主命、奇稲田姫命、疫神社には素盞嗚尊が祀られています。

境内には「阿呆賢さん」と呼ばれる神占石があり、願いを占う人が多く訪問します。

徳川三代将軍家光の側室で、五代将軍綱吉の生母であった「桂昌院」の崇敬が厚かったことでも知られています。

「桂昌院」はお玉さんと呼ばれ、 大徳寺付近の八百屋の娘だったとも伝えられています。

「玉の輿」の起源は、八百屋の娘が将軍の側室になり、生母になったということから、だそうです。

境内を出てすぐのところにある厄除けのご利益がある「あぶり餅」も食べて開運良縁を引きよせたいですね♪

今宮神社
住所:〒603-8243 京都市北区紫野今宮町21
電話:075-491-0082

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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