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【京都市】左京区『八大神社』は「宮本武蔵」が「一乗寺下り松の戦」の前に立ち寄った神社!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

海外に長年住んでいたわたしは、禅や日本に興味がある人によく「宮本武蔵」知ってるか?と聞かれました。

「宮本武蔵」が著した武道の奥義を記した兵法書である「五輪書」も英訳され、本屋さんやヒーリングショップなどでよく見かけたことから、その人気はすごいものだとわかると思います。

ザ・サムライ!というイメージの「宮本武蔵」は、60数回の勝負に1度も負けたことが無かったという「二天一流」の開祖です。

「宮本武蔵」と吉岡一門により「一乗寺下り松の戦」が行われた、「一乗寺」エリアにある「八大神社」には、「宮本武蔵」像があります。

「八大神社」は、京の東北「表鬼門」に位置します。

祇園の八坂神社と同じ御祭神(素戔嗚尊・稲田姫命)を祀っていることから「北天王」「北の祇園社」と呼ばれていると聞きました

毎年5月5日に開催される神幸祭(氏子祭)では、上一乗寺・下一乗寺・一乗寺住宅自治会のそれぞれの地域で、神輿が巡幸するそうです。

私たちが訪れた時は、宵祭で、お稚児さんたちや男衆が装束を来てお祭りの準備をしてました。

いつ行っても「一乗寺」に存在する「八大神社」は、パワースポットだと感じます。

「宮本武蔵」像も悪縁を切り、パワーを与えてくれるかのように、刀剣をこちらに向けてくれてはります。

1604年に「宮本武蔵」が吉岡一門と決闘した当時の「下り松の古木」もガラスケースの中に大切に保管されています。

1964年には、東映製作・配給映画『宮本武蔵 一乗寺の決斗』が上映されました。この映画には刀剣など「高津商会」の小道具たちも大活躍しています。第10回ホワイト・ブロンズ賞主演男優賞(中村錦之助)受賞した作品です!

二刀流を編み出し、二天流と称した「宮本武蔵」の殺陣はさすがです!吉川英治の同名小説を「宮本武蔵 二刀流開眼」の鈴木尚之、内田吐夢が共同で脚色、内田吐夢が監督したこの作品。中村錦之助さんや高倉健さんの佐々木小次郎の立ち回りに惚れ惚れしますね♪

「時代劇」をあらためて見る機会が増えることで、京都にはその歴史やロケ地に関係する場所があちこちにあること、そしてその深さを知るたび感謝がますばかり。海外の人はもちろんですが、日本の人にも、武将や「さむらい」の歴史に関する認識が、ドラマや映画などを通じてもっと広まればいいなぁと思います!

八大神社

〒606-8156 京都市左京区一乗寺松原町1番地

電話:075-781-9076(9時~17時)

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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