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【京都市】下京区 繁華街にある『佛光寺』の標語が個性的!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

越後流罪に遭われた「親鸞聖人」ですが、赦免された翌年の建暦2年(1212)に一時帰洛されます。今の山科の地に草案を結ばれたことを起源として『佛光寺』ができました。

1586年に豊臣秀吉の命で、現在の繁華街に近い場所に移されたと言われてます。

手水舎のお花はいつもすごく綺麗です!季節のお花だけでなく、時期にあった色合いとその華やかさに癒されます。

境内には、観光客だけでなく地元の人たちも気軽に寄っていける優しい雰囲気があります。

山門をくぐるとまず目に入る阿弥陀堂は、単層入母屋造本瓦葺です。

京都の街中にあるというのに、とっても静かな時間が流れています。

まずはお手を合わせてこころ沈めます。私がお参りしている後ろでは、女子2人が恋話で盛り上がっていました。仏様にも聞いてもらいたいのでしょうね。かつて昔の私もそういう時期がありました…w

阿弥陀堂さんでは、法話用の椅子が置かれていました。阿弥陀堂に安置する「聖徳太子像」は重要文化財に指定されており、法然上人坐像も安置されています。御堂は自由に参拝可能となっているので、ご参拝しながらホッコリされている方々もいらっしゃいました。

春には桜、秋にはいちょうが美しくお寺を彩り、華やかさを増します。

門前には、月替わりで標語が掲げられ、京都市内をウロウロする私は、この標語を心にしっかり刻みつつ毎月過ごしています。ちなみに、こちらは6月の標語でした。

境内には「D&DEPARTMENT」が手掛けたデザインストアがあります。運営は、地域の「らしさ」を見直す活動を行っている企業「D&DEPARTMENT」と、京都造形芸術大学が共同で行われており、個性的な地域密着型の雑貨や衣服、本などが置かれてました。

『佛光寺』の境内には「d食堂」というカフェもあり、疲れた体を優しく癒してくれますよ。

佛光寺
住所:京都市下京区新開町397
電話:075-341-3321

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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