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【京都市】中京区 『壬生寺』で灯篭1000個点灯&重要無形民俗文化財「六斎念仏奉納」!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

新撰組が好きな方にはもちろん、節分などの行事でも有名な『壬生寺』は正暦二年(九九一)に快賢僧都によって創建。寺社仏閣が数多く残る京都でも大変有名なお寺です。

本尊は延命地蔵菩薩(重文) であり、古来より地蔵信仰で大切にされてきました。

例年、8月には「孟蘭盆・万灯供養会」が8/9(木)〜8/16(木)に行われます。先祖の御精霊をお迎えする「精霊迎え」から「送り火」までの期間中、本堂前に約1000個の灯籠が毎夜点灯!

◎六斎念仏 (拝観無料・小雨決行)
 ・「壬生六斎念仏」:8/9(木) 19:00〜
 ・「中堂寺六斎念仏」:8/16(木) 19:00〜
◎精霊迎え
 ・8/9(木)・8/10(金) 7:00頃〜20:00頃
◎精霊送り
 ・8/16(木) 早朝〜20:00頃

なかでも、有名な「六斎念仏奉納」は、8/9(木)と8/16(木)に本堂の前に作られた仮設舞台で行われます。

9日の「壬生六斎念仏」(精霊迎え火)と、16日の「中堂寺六斎念仏」は、国の重要無形民俗文化財として指定されています。1時間弱で11曲ほどを演奏される中には、祇園ばやしや獅子舞など出てきてそれは、華やかです!

「六斎念仏」とは「六斎日」(身を慎むべき日。毎月8、14、15、23、29、30の6日間)に行う、念仏のこと。壬生寺で行われる「壬生六斎念仏」も「中堂寺六斎念仏」も空也堂系にあたり、鉦鼓・太鼓・笛・囃子にあわせて踊る「踊り念仏」で、獅子舞などの多彩な芸のある民俗芸能

「盂蘭盆」とは、お盆にお精霊さん(祖先の霊)をあの世(冥府)から迎え、16日にお精霊さんをあの世に送ることを言います。

空也上人のように「踊り念仏」で、ご先祖様の霊をお迎えするのも京都らしいお盆の過ごし方ですね♪

壬生寺
日時:2021年8月9日(月)~16日(月)
住所:京都市中京区坊城仏光寺上ル
電話:075-841-3381

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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