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【京都市】下京区 学問の神様「天神信仰発祥」『文子天満宮』で乳母の愛を感じる♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

学問の神様で有名な神社といえば、上京区にある「北野天満宮」。北野さんの近くには日本映画の撮影所があったり「高津商会」の高津古文化会館(現在閉館中)があった、日本映画にゆかりの深い地域です。

その「北野天満宮」の前身と伝えられる「文子天満宮」さんが、下京区の東本願寺の近くにあります。

「北野天満宮」の御祭神で学問の神様である『菅原道真』(845~903)を祀った最初の神社とあります。

御祭神は菅原道真公、相殿に文子比売あやこひめ(菅公御乳母)、伴氏ともうじ(菅公御母君)、是善これよし公(菅公御父君)。洛陽天満宮25社の一つに数えられてます。

『文子天満宮』は、菅原道真の乳母であった、多治比文子がが記した縁起によると、道真公は「すでに天神の号を得たので鎮国の思いがある。世にあるとき、しばし遊んだ右近の馬場(今の北野天満宮)に祀られることを望む」という信託があったことから、自分の庭先にあった祠を北野の地へと移したのが、「北野天満宮」の創建だそう。

境内は回りやすい大きさで、すぐに「学問の神様」と書かれた本殿が見えます。

門を入ってすぐに、天神信仰発祥についての説明書と、相生の御神木なども見れます。

文子さまの像がありました!学問の神様の菅原道真の乳母。しっかりとお参りさせてもらいます。

境内の奥には、菅原道真公が腰掛けたとされる「腰掛石」もありました!

菅原道真公は、謀反を計画したとして(昌泰の変)醍醐天皇により、太宰府に左遷させられますが、死後怨霊と化して天満天神信仰の対象となります。日本全国に天満宮が100以上もあるそうですよ!

分かりやすい説明が、境内にありました。

住宅地の中にひっそり佇む「文子天満宮」は、毎年4月16日には、例祭がとり行われます。道真公の乳母であった文子の愛を感じられる神社ですね♪

文子天満宮

住所:〒600-8184 京都市下京区間ノ町通り花屋町下る天神町400

TEL:075-361-0996

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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