京都の盆地を見下ろすように圧倒的な存在感を出している世界遺産『清水寺』。いつ行っても観光客の感動の声があちこちから聞こえてきます。

その境内の東のはずれに『子安塔（こやすのとう）』があるのをご存知でしょうか。

奥の院から階段を登り『子安塔』へ向かうと、そこからは『清水の舞台』を真正面から見ることができます。

とくに、新緑や紅葉などがきれいな時期には、多くの人がここからの景色を写真に納めます。カメラマンのお客様を連れてなんども私も訪れたことがあります♪

『子安塔』は、現在の建物は1500年に建てられた三重塔。重要文化財に指定されています。

聖武天皇と光明皇后が安産の祈願をしたことから「安産のご利益」があるとされ、十一面千手千眼観音菩薩（子安観音・子安塔）が大切に鎮座されています。詳しい創建年代は不明。

子安塔に安産や子の成長を祈願する参拝者が絶えなかったことから、「清水寺」への参道は、安産を意味する「産寧坂」と呼ばれるようになったとか。

（関連過去記事参照→「清水寺」参道の46段石段『三年坂』にまつわる伝説と幕末ロマンhttps://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100310716）

錦雲渓を隔てた南の丘の上に建つ塔頭である「子安塔」がある「泰産寺」は、洛陽三十三所観音霊所札所です。わたしも母と一緒に観音巡りでお詣りと御朱印をいただきにきました♪

『清水寺』から奥の院を通り、音羽の滝への途中にある「子安塔」で安産、そしてお子さまの成長を祈願されてはいかがでしょうか？

これからの季節は紅葉が彩り、世界遺産「清水寺」の見事な姿を映えさせてくれますよ♪