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【京都市】東山区 四条の鴨川沿いにみる「藤袴」の花と「出雲阿国さん」♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の秋も深まってきて紅葉がちらほら楽しめる時期になりました。繁華街である四条大橋のあたりは人が多く行き交うように。その四条大橋には、出雲阿国さんの銅像があります!歌舞伎の祖とされる女性芸能者です。

以前に出雲阿国歌舞伎と日本最古の歌舞伎の劇場である「南座」の関係について記述したことがあります。『阿国歌舞伎と南座〜シルクロード〜』→https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100171886

阿国歌舞伎発祥地の碑
慶長八年(1603年)この辺り鴨河原において歌舞伎の始祖出雲の阿国が初めてかぶきをどりを披露したと伝えられております。

その出雲阿国さんの銅像がある場所に、藤袴が植えられていました!「藤袴祭」とあります!

出雲阿国 藤袴祭』は10月1日から行われており満開ですよ!

チラシにも見られるような京都固有種のフジバカマに誘われてその周囲を飛ぶ、希少で神秘的な蝶「アサギマダラ」を写真に収めようとする人も多く見られます♪

フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきたお花です。白い花が可憐で優美な気分にさせてくれます♪

「藤袴が咲く頃、京都は神無月…神在月の出雲を懐かしく思い出す」とあります。出雲から京都へ出てきた阿国さんの気持ちを思うと花がまた可憐にみえますね。

京都藤袴を守るために結成された藤袴会により行われる「藤袴祭」は毎年10月に行われます。京都では藤袴の花を鑑賞できる機会が増えます。

毎年10月半ばから、 絶滅寸前種とされる藤袴の『藤袴祭』が、革堂行願寺、下御霊神社、寺町通りで行われます。たくさんの藤袴が並ぶ様子は壮観で、近辺は藤袴の香りに包まれます。今年は10月7日(金)〜 10日(月/祝日)開催でした。

行願寺2021年
行願寺2021年

3連休の後半は雨が続きましたが、雨に滴る藤袴も美しかったですよ♪

阿国歌舞伎発祥地の碑(出雲阿国像)

京都府京都市東山区川端町

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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