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【京都市】東山区 清水寺が見える「茶わん坂」の『東五六』にて『新月満月展2022』がスタート!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都には、京焼というのがあります。そのなかでも「清水焼」のお名前は聞いたことがあるのでは!もともと清水寺に向かう清水坂界隈の窯元で焼かれていた焼き物を指しているそう。

観光名所であり世界遺産である『清水寺』が見える坂が、「茶わん坂」と呼ばれ「清水焼」だけでなく陶芸や陶器の会社やお店が並んでいます。

京の茶の湯の流行を背景に、江戸時代初期頃から東山山麓地域を中心に広がった焼き物を指す「清水焼」ですが、その中でも、茶わん坂『東五六』さんは陶芸家と取り組む、清水焼の新たな可能性を探るお店として知られています。

そちらで、『新月満月展2022』がスタート!10月28日までの開催でギャラリーは無料です。

「観月の宴」文化を世界中の人々へ発信!! 日本には古来より秋の夜長に金色に輝く月を愛でることで五 穀豊穣への感謝や自然の美しさ、平安の喜びを感じる風習があります。この文化を日本や中国だけでなく、世界中の文化 に出来ればとの想いから「新月」「満月」をテーマにした
テーブルウェアを企画しました。 “価値×価値=新しい価値”のテーマのもと、造形作家・デザイナー 鈴木尚和氏と陶芸家・中村 譲司氏とのコラボレーションによる新たなエネルギー、京焼・清水焼の新風を感じて下さい。

「東五六」の浅井社長さんにご招待を受けて早速出かけてみました!

ギャラリーはお店の二階になります。「お月さま」をモチーフにしているだけあって、観月を外から体験できます♪

神秘的な装いの階段を上がっていくと素敵な世界が待っていました!

オリジナル和譲美と造形作家&デザイナー鈴木尚和さん作掛け軸が会場全体に展示されています。

新月と満月をモチーフにデザインされた陶芸家「中村譲司」さん作の和譲美の陶器たち。

また奥の部屋では、「豆腐料理研究家 川端友里」さんによるお料理が飾られてました。

素材と製法にこだわった「上田とうふ株式会社」さんのお豆腐と野草が美しく美味しそうに盛り付けられており、お豆腐もお揚げさんも嬉しそう♪

上田さんのお豆腐には、お塩をかけていただきます。円やかな味の中に大豆の上品な味がしっかりと残っており存在感満載です♪

株式会社『増田徳兵衛商店』さんの『月の桂』が和譲美の盃に注がれました。

美しい盃に、観月の夜を堪能できる演出です!普段お酒をいただく機会があまりない私ですが、このお酒はとっても飲みやすく、本当に美味しかったです!

実は、『増田徳兵衛商店』の増田社長さんも川端友里さんも「高津商会」とは深い縁があるということがこの場で発覚♪『東五六』の浅井社長もびっくり〜♪浅井社長や陶芸家の浅井睦子氏との素敵な出会いも不思議なご縁があってのことでしたが、『合縁奇縁』〜縁は奇なり〜とはまさにこのことです。

造形作家&デザイナー鈴木尚和さんの作品も圧巻!国内だけでなく、海外でも大活躍されている鈴木さん自ら作品のご説明をしてくださいました。

造形作家&空間デザイナーである鈴木さんは、全国各地にモニュメントやオブジェを設置したパブリックアートやSDGs対策のアートも作成されてます。地方に眠る技術や、廃棄されるところだった文化財の素材を生かしたプロダクトデザインを多数発表されており、拝聴していると、京都の寺社仏閣でもその作品の多くにお目にかかったことがありました!

これらは、春夏秋冬をイメージした掛け軸、そして反物となっています。何でできているか想像できますか?ペットボトルなどのプラスチックを糸にして編み上げ作品を作られています。絶妙な色具合とその光沢に惚れ惚れします〜

お料理とトークイベントも開催されており、期間中3日間(お一人様¥5500)限定で行われます。開催時間15時〜16時30分まで、10月8日完売、10月10日完売、10月25日受付中!

お問い合わせは「東五六オンラインストアもしくは直接東五六にご連絡下さい」とのことです!秋の名月に合わせた素敵なイベントで、素敵なご縁をいただけたことに感謝いたします♪

株式会社 東五六
住所:〒605-0846 京都府京都市東山区五条橋東六丁目539 
電話:075-561-0056
https://www.tohgoro.co.jp/

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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