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【京都市】東山区 京都に「銅閣寺」があった?『大雲院』と『祇園閣』は織田信長親子の墓があるところ!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

いつも通る「大雲院(だいうんいん)」は、京都市の東山区祇園町にある浄土宗系単立の寺院、山号は「龍池山」です。天正15年(1587)、織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された由緒ある寺院。

その「大雲院」前にいらっしゃる仏像が目を引きます。

寺の名前は織田信忠の戒名「大雲院殿三品羽林仙巌大居士」から取られた”大雲院”と伝わるそうです。平常は非公開なので特別公開のときにしか中には入れません。

『銅閣寺』とも呼ばれたこの立派なお寺には、『祇園閣』があります。祇園祭の山鉾をモチーフにして設計されたことから「祇園閣」と呼ばれました。高さが36mという、立派な高層建築物からは、圧巻の京都市内が展望できますよ!

もともとここの地は、一代で巨万の富を築き、現在の大成建設や帝国ホテルの創始者でもある人物、大倉喜八郎氏の老後保養の地として建てられた別邸「真葛荘(まくずそう)」の一部だそう。とっても大きなお屋敷だったとわかりますね!

ここ「大雲院」には、織田信長親子の墓や大泥棒で有名な石川五右衛門の墓もあり、拝みに行かせてもらいたいのですが、なかなか普段は見れない非公開寺。次の特別拝観日にはぜひとも行きたい思います!

大雲院
住所 〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側594-1
電話番号 0755315018

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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