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【京都市】上京区 『洛中洛外図屏風』にも描かれている水の神様『福長神社』!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『福長神社』は、 御所の西、室町通に鎮座されています。

神祇官西院に鎮座していた座摩巫祭神五座の内「福井(さくいの)神」と「綱長井(つながいの)神」の稲荷神を祭神として祀る神社です。二神を合祀することにより「福長神社」、または「福長稲荷神社」と呼ばれています。

1574年に織田信長が上杉謙信に贈ったと伝えられる「洛中洛外図屏風(狩野永徳筆)」には、「福長神社」が現在地に描かれているほどの歴史がある神社。

「高津商会」の所有する「高津古文化会館(現在閉鎖中)」でも「洛中洛外図屏風」はありその一部を陶板版画にしたものが、~髙津家本~として、四条烏丸の阪急駅降りてすぐの壁にありますよ!

過去記事参照→ 北区 豊臣秀吉による『御土居』(土居町)と『京の7口』

1788年の天明(てんめい)の大火により祠は小さくなってしまったそうですが、今でも地元の人をはじめ信仰が篤い神社です。

閑静な住宅地の中に、大きな松の木が見えるのが目印!

境内はいつ行ってもとっても綺麗に整備されています。

御朱印やお札もいただけるようになっています。

水の神(屋敷内の井戸や泉の神)として地元の人々から篤く信仰されています。

「福(ええこと)」が「長(長く続く)」神社としても人気があるそうですよ♪

福長神社

場所;京都市上京区室町通武者小路下ル福長町538

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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