【京都市】東山区 穴場!もう一つの「清水の舞台」がある『鳥辺山妙見堂』!
昨今、観光客が絶えない「清水寺」。そのすぐそばにありつつも、ほとんどの人々に知られていない場所があります。
「清水寺」へとお客様をお連れするときや、お墓詣りのときに前を通るたびに気にはなっていましたが、なかなか中へと入るコトがなかった場所です。
「鳥辺山妙見堂」は、大谷本廟へ至る道のお墓が立ち並ぶそばの坂にあります。
妙見堂は日蓮宗寺院で、本尊が扁額に書かれた「妙見大菩薩」さまがいらっしゃいます。
正式名称は智積院(ちしゃくいん)日蓮宗通妙寺の別所です。
境内に入ると、「鳥辺山」と山号を記した手水鉢がまず見えます。そして、備前焼の狛犬を左右に据えた鳥居が迎えてくれます。
一見神社のように見えますが、れっきとしたお寺だそうで「妙見堂(鳥辺山妙見大菩薩妙見堂)」というと地元の方に説明を受けました。
実はここに、「もう一つの清水の舞台」が存在するのです。
「絵馬堂」が舞台造になっており、かつて境内の下段にあった「小堀遠州作の庭」を鑑賞するために建てられたらしいですよ。
島原の二代目であった吉野太夫(1606-1643)が境内に一時住んだそう。その歌碑もありました。
境内には、江戸の浅草玉姫町・日蓮宗の本性寺の境内神だった秋山自雲神霊を祀る祠があったり、石塔が立っています。
清水寺を参拝のときには、少し寄り道をして「清水の舞台」のような作りになった「鳥辺山妙見堂」の「絵馬堂」を是非!
「鳥辺山妙見堂」
住所;京都市東山区五条橋東6丁目522