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【京都市】京都御所から下鴨神社・上賀茂神社を練り歩く『葵祭』は平安絵巻さながらの優雅な祭♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都三大祭りのひとつ「葵祭」、京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へ新緑の都大路を、総勢500名を超える平安絵巻さながらの優雅な行列がねり歩く、壮大なお祭りです。

例年通り5月15日に、4年ぶりの行列が行われる予定でしたが、雨の予報のため16日に順延されました。

社頭の儀、斎王代御禊の儀はそのまま開催されました。

小道具などの老舗会社である『高津商会』も「葵祭」には少しご協力しております!

太秦にある本社にはポスターも貼らしてもらってますよ♪

上賀茂神社・下鴨神社にとって年間で最も重要な祭儀「賀茂祭(葵祭)」

路頭の儀では平安時代の装束に身を包んだ斎王代など人約500名・馬約40頭・牛4頭・牛車2台・輿1丁が京都御所から下鴨神社、下鴨神社から上賀茂神社までを巡行します。

10:30に京都御所から出発。

「葵祭」は主な前儀を含めると5月1日(月曜日)から行われます。

5月1日上賀茂神社・賀茂競馬足汰式では5月5日に行われる賀茂競馬の組み合わせや順番などをきめるそう。

5月3日には下鴨神社・流鏑馬神事(やぶさめしんじ)で、葵祭が安全・平穏無事に行われるように沿道を祓い清めます。公家・武家装束の射手が走る馬の上から「インヨー(陰陽)」の掛声とともに矢を放って的を狙うというもの。私の知り合いも数名、参加してます。

5月4日は、斎王代以下女人列御禊神事

5月5日は、下鴨神社で歩射神事、上賀茂神社で賀茂競馬(競駈)が行われます。

5月12日は、下鴨神社で御蔭祭

5月14日は、下鴨神社・堅田供御人行列鮒奉献奉告祭

そして例年は5月15日(雨天の場合は16日)に葵祭・路頭の儀が行われます。

下鴨神社・上賀茂神社で「社頭の儀」を行う為のもので、勅使の本列と斎王代の斎王代列にわかれて行われます。

2023年下鴨両神社の神事「社頭の儀」は予定通り15日に行われます。

本列は乗尻(のりじり)・検非違使志(けびいしのさかん)・検非違使尉(けびいしのじょう)・山城使(やましろつかい)・御幣櫃(ごへいびつ)・内蔵寮史生(くらりょうのししょう)・馬寮使(めりょうつかい)・牛車(ぎっしゃ)・御馬(おうま)・和琴(わごん)・舞人(まいびど)・陪従(べいじゅう)・内蔵使(くらづかい)・勅使(ちょくし)・牽馬(ひきうま)・風流傘(ふりゅうがさ)・風流傘(ふりゅうがさ)などで構成されています。

2017年
2017年

古墳時代後期の欽明天皇(539年~571年)の時代に京都をはじめ全国が風水害に見舞われて飢餓・疫病が流行し、賀茂大神(賀茂社)の崇敬者・卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせられたところ賀茂大神の祟りであると奏した為、4月吉日を選んで、馬に鈴を懸け、人は猪頭(いのがしら)を被り、駆競(くち・かけくらべ)して盛大に祭りを行ったことが起源です。

「路頭の儀」が雨のため順延となるのは2012年以来11年ぶりだそう。

5月16日の「葵祭(賀茂祭)」の行列、ぜひこの機会に見に行きたく思います♪

・10:30 京都御所出発

・11:40 下鴨神社到着

・14:20 下鴨神社出発

・15:30 上賀茂神社到着

下鴨神社

〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59

上賀茂神社

〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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