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【京都市】上京区 『平安宮内裏内郭回廊』跡の遺跡と「源氏物語」ゆかりの地を巡る♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『平安宮』のことを思いながら千本通から東にはいった場所を歩いていると、「源氏物語ゆかりの地」そして「平安宮内裏跡」の看板が掲示されているのを発見しました。

「内裏」とは、天皇が住む場所のこと。儀式や執務などを行う宮殿をさし、「禁中」「禁裏」「御所」などともいいます。

延暦年間(782~806)に造営された平安宮内裏の周囲には「朝堂院」や「豊楽院」、「二官八省」をはじめとした官庁が並んでいたそうです。

内裏南西の「武徳門」の南にあたるとされる「平安宮内裏内郭回廊跡」の遺跡調査は、昭和44(1969)年と同48年に発掘されたことから始まりました。

平安宮跡 内裏跡・豊楽院跡」と公式には呼ばれるようになった「平安宮内裏内郭回廊跡」。

「枕草子」や「源氏物語」など平安文学の舞台となり、皇后ら女性たちが住んだ「登華殿(とうかでん)」と「弘徽殿(こきでん)」があった場所とも伝わります。

「源氏物語」では、悪役「弘徽殿の女御(にょうご)」がいた場所が「弘徽殿」とし、光源氏と朧月夜(おぼろづきよ)の密会場所として書かれていますよ。

平安宮内裏内郭回廊跡

京都市上京区下立売通土屋町西入南側

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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