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【京都市】東山区 動く美術館『祇園祭』後祭「山鉾巡行」「花笠巡行」「還幸祭」が7月24日に行われる♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都では夏に行われる日本三大祭りの一つである『祇園祭』で頂く「厄除けちまき」を軒先などに厄除けとして飾ります。

うちの家では四条寺町にある「八坂神社御旅所」でいただくことが多いのですが、どうやら今年は4年ぶりに通常の「祇園祭」が行われるということで、全国から「厄除けちまき」を求めに来られるそうで、どこの山鉾でも御旅所でも売り切れが続出しているそうです…

祇園祭』の由来は、「八坂神社」が神仏混合で比叡山に属し『祇園社』と呼ばれていたことから、ご祭神の「牛頭天王」が仏教の聖地である祇園精舎の守護神とされ、明治までは祭礼の名も『祇園御霊会』でした。

つまり、「祇園祭」は863年に「神泉苑」で始まった「八坂神社」のお祭りです。

神輿を送り無病息災を祈念することから始まった『祇園祭』は今でも一ヶ月続き「蘇民将来子孫也」の護符を身につけ参加します。

毎年、7月17日には「祇園祭前祭」の山鉾巡行が行われ、7月24日には「祇園祭後祭」の山鉾巡行が行われます。

後祭山鉾巡行 2023年7月24日(月)後祭(11基の山鉾)は烏丸御池を午前9時30分に出発し、くじ改めは市役所前で行われます。
出発:烏丸御池 (9:30)→河原町御池(10:00)→四条河原町 (10:40)→四条烏丸(11:20)

ご神体の衣裳が新調された“鷹山”が見所の一つですよ♪

2017年撮影
2017年撮影

また、24日は4年ぶりに「花傘巡行」も行われます。

花傘巡行」では花傘・子供御輿・獅子舞・鷺舞・児武者・祇園囃子・祇園田楽・馬長稚児・花街の屋台などが成徳学舎から高辻通を東に進み、烏丸通を北上し、四条通を東に進み、御旅所でくじ改めが行われ、四条通を東に進んで、八坂神社に向かいます。

●下京中学校成徳学舎(9:30)→高辻通東→烏丸通北→四条通東→御旅所(くじ改め)→四条通東→石段下南→神幸道東→八坂神社(11:00)

「祇園祭 後祭」の山鉾巡行では、山伏ゆかりの「役行者山」などがみれます。23日に聖護院から来た山伏による護摩焚きなどもあり、安全祈願されてました。

ときおり、よく見ていると目が光る「龍」!

「鯉山」は私も好きなお山の一つで、出世祈願などの神様です。

左甚五郎作の登り「鯉」はリアルさたっぷり!

【7月24日-祇園祭】
山鉾巡行(後祭)
・・・9:30から烏丸御池を出発し、橋弁慶山を先頭に11基(鷹山含む)の山鉾が御池通・河原町通・四条通を巡行します。巡行中にくじ改め・辻回しが行われます。
花傘巡行・・・9:30から行列が下京中学校成徳学舎を出発します。巡行後に八坂神社で舞踊などが舞殿で奉納されます。花街(先斗町・祇園東・祇園甲部・宮川町)は原則隔年で二花街が参加します。
還幸祭・・・17:00から3基の神輿が四条御旅所から氏子町を回り、又旅社(御供社)を経由して、八坂神社に戻ります。19:30から又旅社で奉饌祭が行われます。3基の神輿は別々のコースを回り、八坂神社に戻ります。

7月もあと少し。「祇園祭」が終わってしまうと京都では「お盆」に向けてご先祖さまをお迎えする準備をします。

明日は、「祇園祭」にとっても大切な日です。私たちも気を引き締めて「祇園祭」に参加したく思います♪

八坂神社
京都市東山区祇園町北側625

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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