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【京都市】東山区 お盆後半は『東大谷祖廟』で行われる『万燈会』でご先祖様の霊に手を合わせる♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の観光名所である「八坂神社」や「知恩院」さん、ほっこりさせてくれる「円山公園」に「高台寺」がある「ねねの道」。

また、その昔は大物アーティストらも来日して演奏していた「円山野外音楽堂」などがある東山界隈。

そこに「大谷祖廟」(通称お東さん)はあります。私の大好きだった叔父母が眠っていることもあり、この界隈にはお墓まいりにもよく来ます。

『大谷祖廟』は、親鸞聖人の御廟所(墓所)です。

祇園にある『大谷祖廟』とは?

今年は、8月14日から16日まで「東大谷万灯会」が行われています。

「東大谷万灯会」は、夏の暑い時期、涼しい夜間にもお盆参りができるよう、境内に参拝者の足元を照らす提灯を灯したことから始まりました。

東大谷万灯会では幼稚園や保育園の園児が作画した、こども提灯など大小約1万個の提灯が境内に吊るされます。

期間中、子ども紙しばい朗読が午後6時、本堂でお盆法要が午後7時から行われます。

1961(昭和36)年から始められたこの「東大谷万灯会」。

台風前の初日である14日に伺った時にはすでに空模様が…

台風接近のため15日は中止となりましたが、この提灯の神秘的な光に国内外から来られた多くの人が足を止めていました。

(HPより)
(HPより)

大谷祖廟東大谷万灯会2023

8月14日(月曜日)~16日(水曜日)18:00~21:00

万灯」とは651年に宮中で行われたのが日本最初記録だそう。古くから行われていたのですね。

8世紀には奈良の東大寺・本元興寺・薬師寺などで恒例の法会になったと言われていると説明を受けました。

また、浄土真宗である「東大谷祖廟」ではお盆・盂蘭盆について、元々「盂蘭盆経」に基づき、苦しんでいる亡者を救う仏事だったそうです。

日本では魂(たま)祭りと習合して、祖先を供養する仏事になり、特に京都ではご先祖さまの霊を「ご精霊さん」と呼び、お盆の初めにお迎えに上がりお盆が終わるとともにお送りするという行事が毎年行われます。

お盆がすぎると、京都では「六地蔵めぐり」が行われます。『高津商会』の本社がある太秦にも「六地蔵」のお一人がいらっしゃいます。(京の六地蔵巡り)撮影所近くの『常盤地蔵』(源光寺)

京都の夏は暑いですが、古くから続く伝統行事が今でも大切に行われていることに感動です♪

大谷祖廟

住所: 京都市東山区円山町477

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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