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【京都市】東山区 後白河法王ゆかりの『新日吉神宮』神徒のお猿さん「まさる」さんと豊臣秀吉と大黒さま♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『新日吉神宮(いまひえじんぐう)』は、京都市東山区にある『智積院』や『三十三間堂』近くにある神社です。

850年の歴史がある宮中ゆかりの神仏混淆の神社です。

「新日吉神宮」は平安末期、後白河法皇の院御所・法住寺殿の鎮守社として比叡山の麓にある「日吉大社」(滋賀県大津市)から勧請されました。

大きな石の鳥居を入ると朱色の門が見えます。

鬼門除け災難除けなど、さまざまな御利益で信仰されています。

「新日枝神社」の門にはガードがしっかりといらっしゃいました。

虎の描かれた椅子に座ってらっしゃいます。

「高津商会」の日本映画やドラマで使われる小道具のような立派な刀剣もお持ちです!

門をくぐると広い境内が見えます。

左手に手水舎があります。

創建は、1160年に後白河法皇法住寺殿の鎮守社としたのが始まり。御所の中に「日吉山王七社」が灌頂されました。

日吉上七社とは、東本宮・西本宮・樹下宮・白山姫神社・宇佐宮・牛尾神社・三宮神社をいいます。

本殿には、後白河法皇や「日吉山王七社」が祀られています。

階段を上がったところにはお猿さんたちがいらっしゃいました。

「比叡山」の「日吉大社」にも神猿である「まさる」さんがいらっしゃいます。

「比叡山」にあった「妙法院」を移して建てられ、「妙法院」を「新日吉門跡」と称したことから「新日吉神宮」と呼ばれるようになったとあります。

御本殿の前には、厄除・開運のご利益があるご神猿の「真猿(まさる)」さんによって守られており、また縁結び・商売繁盛の神である「大黒様」がいらっしゃいます。

境内に向かって右側に、大黒様がまたいらっしゃいました♪

御神木も境内の裏にあります。

神秘的な大木に大きな石がありました。ここにずっと居たくなるほどに美しい御神木でした。

また「樹下神(御神祭:十禅師、鴨玉依姫神)」を勧請して「樹下社(このもとのやしろ、現在は豊国神社と改称)」が創設されています。

向かって左が「樹下社(このもと社)」。

新日吉社の再建は、実は「豊国神社の復活」ではなかったかとの見方もある。このような説が生まれる背景には、秀吉の元姓が「木下」(樹下に通ずる)、また幼名が「日吉丸」(日吉社に通ずる)と符合する点がある。

その隣には、「愛宕・秋葉神社」でした。

「新日吉神社」は鎮守社として創建されましたが、同じく鎮守社として新熊野神社、鎮守寺として蓮華王院(三十三間堂)が建立されています。

境内には天満宮もありました。

お稲荷さんも入り口にありました。

「新日吉神宮」の主祭神は、大山咋命、大山咋命荒魂、大己貴命、玉依比売命、玉依比売命荒魂、田心比売命、菊理比売命、後白河天皇

相殿には、素盞嗚尊、大年神がいらっしゃいます。

豊臣秀吉をお祀りする「豊国神社」も近くにありますので、ぜひ、お参り下さいませ。

過去関連記事をご参照ください→「招福白虎」と「大絵馬」がある「豊国神社」は豊臣秀吉を祀る神社

「新日吉神宮」
住所: 京都市東山区妙法院前側町451-1
電話番号: 075-561-3769

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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