【京都市】下京区 2体の木造のお地蔵様が祀られている『北来地蔵菩薩(きたらい地蔵菩薩)』♪
堀川通の大きな通りを歩いていたら「北来地蔵菩薩」と書かれたお地蔵様に出会いました!
松原通堀川西入の北門前町及び来迎堂町の地蔵菩薩2体が祀られているそう。
「北来地蔵菩薩像」にある2地蔵菩薩像は、北門前町が立像、来迎堂町が坐像だそうです。
いずれも江戸時代につくられた木彫の貴重なものである、と書かれています。
「北門前町」は、松原通の南の町内で、町名は日蓮宗の「大本山本圀寺」の北門前に位置することに由来します。
「大光山本圀寺」は、日蓮(法華)宗総大五山の初発唯一の寺、大本山(霊跡寺院)で、今は山科にあります。
日蓮聖人によって鎌倉の地に創建された後、幾たびの再建を経て、昭和44年(1969)に山科に移転されました。
ご本尊は三宝尊で、本圀寺は荒廃後、六条堀川から山科に移転。
桜並木がとっても綺麗で見事な琵琶湖疏水沿いにあります。
加藤清正とも縁が深く、清正が寄進した赤門(開運門)をくぐると勝負運や出世運にご利益があるともいわれているそうですよ♪
水戸光圀の名から一字を下され「本国寺」から「本圀寺」と改称されたそうです。
「北来地蔵菩薩」さんがある、「北門前町」は、松原通の南の町内。町名は日蓮宗の大本山本圀寺の北門前に位置したことから「北門前町」という町名になりました。
また、「来迎堂町」という町名は天仁2年(1109)にこの地に創建された寺院である「来迎堂」に由来するらしいですよ。
「北来地蔵菩薩」さんの「北来」の名称は、北門前町と来迎堂町の頭文字をとったもので昭和15年より一般にこのように呼ばれているそうです。
この近くには、以前書いた京のキリシタン『26聖人発祥の地』の碑があります。
過去記事をご参照ください→
町を歩きながら、お地蔵様に手を合わせて歴史に思いを馳せるのもいいですね。
北来地蔵菩薩
住所;京都市堀川通松原上る来迎堂町