Yahoo!ニュース

【京都市】中京区「時代劇」にも出てくる「越後屋」のルーツ「三井京両替店跡(新町三井家邸跡)」!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都を歩いていると様々な場所に出会います。

『高津商会』の小道具たちが活躍している「時代劇」らによく出てくる「両替商」やら「越後屋」などの名前。

映画やドラマの中でこういった「高津商会」の小道具を見てもらったことがあると思います!

「高津商会」小道具展 @「神護寺」(11月18〜26日)
「高津商会」小道具展 @「神護寺」(11月18〜26日)

京都の市内を歩いていると『三井京両替店跡(新町三井家邸跡)』の立て札がありました。

それを見て「高津商会」の「両替商」などの小道具たちを思い出しました!w

貞享3年(1686年)に「越後屋呉服店」の創業者である「三井高利」氏が両替店を開きました。

ここでは、三井家事業・三井財閥の創業者、三井高利の両替店があり、高利は晩年を過ごした場所だそうです。

「三井財閥」につながる発展の基礎となった場所です!

その後、高利の遺訓によって、「三井十一家」の同族組織が作られ、結びつきが強固なものになったそう。

「三井両替店」になる前の、はるか昔の平安時代には「後鳥羽上皇」の御所が置かれた場所でもあります。

江戸時代の初期には「龍野藩脇坂家」の京藩邸の一部となっていました。

三井高利とは…江戸に越後屋の屋号で呉服店を開業し、現金掛値なしの新商法を始めた。 また、両替店を開き、幕府の公金為替を引き受けるなどして急速に繁栄、豪商三井家の基礎を築いた。


伊勢松坂出身の三井高利(たかとし)は1673(延宝元)年、当時、江戸随一の商業地で、呉服店街でもあった、本町一丁目(現・日本橋本石町、「日本銀行」のあたり)に「三井越後屋呉服店」を開業した。

「越後屋」の由来は、武士だった高利の祖父が「越後守」を名乗っていたことによる。
商品の仕入れなどに便利な京都にも仕入れ店を開き、当時の商人にとって理想とされた「江戸店持京商人(えどだなもちきょうあきんど)」の形で商いを伸ばしていった。(HPより)

三井高利は江戸、大坂、京の三都にまたがる両替事業の本部とし、貸付、為替、金銀通貨の交換などを行っていました。

ここは「三井グループの創業の地」としても知られているそうです。

ここの場所は新町通りの逓信病院のすぐ北側。

「時代劇」を見ながら、「越後屋」さんの名前をみたらなんだかルーツを思い出して顔がほころんできそうな気がします!w

三井京両替店跡(新町三井家邸跡)
〒604-8217 京都市中京区六角町新町通六角下ル

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

高津商会RICAの最近の記事