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【京都市】下京区 壬生川沿いにある小さな『福神社』は「紀貫之」を祀る神社♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都には本当に多くの神社仏閣に、どこでもふと出会えます。

『福神社』は、京都市下京区中堂寺の五条壬生川下ったところにあります。

創建も由緒も不明なとても小さな神社。

でもなぜか気になる「神社」です。漢字一文字の短い名前は比較的珍しいからでしょうか…

朱塗りの明神鳥居が目印です!

ここは昔、「福神の森」と呼ばれた鎮守の森があったそうです。

毎年10月中旬、大祭が催され神輿が巡航されます。

由来など詳細な記録は残っていないそうですが、ご近所の方の話では、紀貫之(きのつらゆき)公を祀っていると聞きました。

紀貫之公とは、平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。 醍醐天皇の勅命で「古今和歌集」撰進の中心となり、仮名序を執筆しました。

階段の蹴込み板には、「福」の文字が刻まれた錺金具(かざりかなぐ)がありました。

御祭神
・「紀貫之公」(きのつらゆきこう)
・白蛇を正体とする「神蛇」(ミイサン)

今年も残り数ヶ月、福をいただきに「福神社」にお参りさせていただきました♪

福神社

住所:京都市下京区中堂寺前田町

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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