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【京都市】北区「四神相応地」で京都の北を守る『玄武神社』で長寿・商売繁盛・方除・厄除け・疫病除♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都が平安遷都されたときに、平安京が方角を司る四神、すなわち北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎などの聖獣が守護する「四神相応の地」として造られたことは有名です。

蒼龍は「八坂神社」、白虎は「松尾大社」、朱雀は「城南宮」、玄武は「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」を守護。

東の「平安神宮」などにも青龍の護りが見られます。

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『平安神宮』で限定御朱印をゲットしながら初詣

北の「玄武」には、『玄武神社』がありました。

『玄武神社』では、惟喬親王を奉斉し、4月第2日曜日に玄武やすらい祭を斉行されます。

玄武やすらい祭は、鞍馬寺の火祭り、広隆寺の牛祭りと並び、古から今日まで粛々に脈々と受け継がれながら護り続けられている、京都三大奇祭の一つで、平安時代の中頃を起源とするという花鎮めの祭。(重要無形民俗文化財指定)

京都北方の守護神社である『玄武神社』。

「四神相応之地」とは、風水によって決められた4つの聖神に守ってもらうという考え。

立派な門が見えます。

境内地に本殿のほかに、玄武稲荷大明神三輪明神の二つの末社があります。

稲荷大明神は五穀豊穣商売繁盛を、三輪明神は病気平癒延命長寿を願い、毎年2月と4月に月を違えてお祭りがあります。

三度のお参りで、厄除け、商売繁盛、延命寿命と3つのご利益があるそうですよ。

境内には萩の花などが綺麗に咲いていました♪

王城北面の鎮護および、この地の守護神とし、現在も京都北方の守護神社とされているところから、方除けをはじめ、厄除け、疫病除にご利益があるといわれている「玄武神社」。

玄武は中国の伝説上の神獣で、一般的には亀に蛇が巻き付いた姿をしています。

亀は長寿、蛇は商売繁盛にご利益があると言われています。

北の玄武は船岡山。 東の青龍は鴨川。 西の白虎は山陰道。 南の朱雀は巨椋池と言われる「京都の四神」

手水にも「玄武」がいました!

奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)の御分霊をいただいた三輪明神のお祭りが、毎年4月の第二日曜日に行う武玄やすらい祭だそう。

先日の記事で取材にいった「紫式部」の墓からも近いところにありますよ。

平安時代に活躍した「小野篁卿墓」と「紫式部墓所」が一緒にある謎と「源氏物語」!

玄武神社
〒603-8214 京都市北区紫野雲林町88

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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