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【京都市】左京区『南禅寺』三門に続く参道にある石碑「この門を 入れば涼風 おのづから」!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の紅葉といえば、「高雄神護寺」「嵐山」「南禅寺」などですね。これらは「高津商会」の小道具たちが活躍する日本映画や時代劇ドラマなどの撮影の聖地としてもよく知られる観光地でもあります。

11月26日まで高雄「神護寺」では、圧巻の紅葉と共に「高津商会」の「時代劇の小道具展」も行われています。また平常非公開の「世継地蔵」の特別ご開帳と御朱印授与も行われています!

「神護寺」の圧巻の紅葉と「子連れ○」乳母車
「神護寺」の圧巻の紅葉と「子連れ○」乳母車

『南禅寺』でも「高津商会」の小道具が大活躍中の映画やドラマがよく撮影されています。

あの石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と言ったとか言わなかったとか「南禅寺」の三門と紅葉がとっても美しいことで知られていますね。

また疎水インクラインと水路閣はとっても有名な映えスポットでもあります!

過去関連記事をご参照ください→ 謎の地上絵発見?!@ロケ撮影の聖地である「南禅寺」のローマ風『水路閣』!

「南禅寺」山門。11月中旬撮影
「南禅寺」山門。11月中旬撮影

南禅寺 (なんぜんじ)は、京都市左京区南禅寺福地町にある、臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。

三門に向かう参道の左手には、紅葉に囲まれ大きな石碑がありました。

森永湛堂師の句碑とあります。

「この門を 入れば涼風 おのづから」

森永湛堂老師自筆の句」とあります。

森永湛堂老師は、佐賀県伊万里市本派円通寺僧堂師家。

杉洞は俳号です。

杉洞こと湛堂老師は臨済宗の高僧でもありました。

ホトトギス派九州での重鎮、同人であり選者で門弟が全国に三千人といわれる人です。

句碑の駒札によれば、石は熊本県奥球磨白髪岳から運ばれたもの。重さ15トンだそうですよ!

圧巻の紅葉を眺めながら俳句を一句いかがでしょう。

南禅寺

住所;京都市左京区南禅寺福地町86

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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