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【京都市】右京区 圧巻の紅葉『神護寺』を登山して「性仁法親王」のお墓と「文覚上人」のお墓参り♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

圧巻の紅葉で有名な古刹、高野山真言宗の遺迹本山の寺院『神護寺』。

私が大好きなお寺さんで毎月なにかとお参りさせて頂いております♪

今年も紅葉が美しい季節になりました。連日、多くの人が早朝から参拝されています。

『高津商会』も大変お世話になっている日本映画や時代劇ドラマのロケ地としてもよく知られる『神護寺』さんでは、11月26日まで実際に映画やドラマで使われる小道具が見れて、触れて、映えれる特別展示会が行われています。

通常非公開の秋篠宮さまゆかりの「世継地蔵院」と迎賓館が特別ご開帳中ですよ!

また期間限定の特別御朱印も授与されています♪

この場所は特に私が大好きなパワースポット♪本当にいつもエネルギーをいっぱい頂けます。

「神護寺」山門を入ってすぐのところにある境内図の一番上の山のところに「文覚上人墓」と並んで「性仁法親王墓」とあります。

どれほど登山すれば墓参りできるのか、いつもお世話になっている僧侶と職人さんに聞きました。若い僧侶は10分ほど、ベテランの職員さんたちは30分ほどという話でした。

金堂でまず国宝「薬師如来」さまに参拝してから金堂横の道から山道へ向かいます。

途中までは「和気清麻呂」公のお墓がある道と同じところを通ります。

この辺りまでは整備されている山道を行きます。

途中、二股に別れる道では左の道を行きます。右の道へ行くと愛宕山へ続く道だそう。

しばらく登山すると「性仁法親王」のお墓がありました。

谷内ご住職が「神護寺」は天皇家にゆかりがあると仰っていたことを思い出します。

すごい厳かな雰囲気がただよう山の頂きにお墓があり、そこから後ろを振り返ると絶景が待っていました♪

京都タワーも見える京都盆地を見渡せる絶景です♪

鎌倉時代に「後深草天皇」の第4皇子としてお生まれになった性仁法親王さま。

8年親王となり、弘安元年に真言宗「仁和寺」で出家されたそうです。

後深草天皇の皇子である性仁法親王は、「神護寺」に入りその興隆に尽くされたそう。

1304(嘉元2)年、後深草法皇と同年に亡くなっていらっしゃいます。

性仁法親王墓の横には同じく「神護寺」再興に努めた「文覚上人の墓」。

『文覚上人』とは、後白河法皇や鎌倉幕府初代将軍であった源頼朝に重用された、平安時代後期から鎌倉時代前期にかけての僧侶です。

日本最古と言われる五輪塔がお墓となっているそうです。

境内の木々を管理する職人さんから話を聞くと、文覚上人の墓から恋人がいた伏見が見えるように、キチンと木々を低くなるように歴代整備をされているとのこと。

確かに、文覚上人ゆかりの恋塚がある伏見がみえるように整備されています。

法親王は文覚上人に対する敬慕の念から、親王の墓は文覚上人の五輪塔より一回り小さく造らせたといわれているそうです。

帰り道には背中にいっぱいの太陽の光を浴びることができました♪

金堂に戻ってきました。普段から軽い登山をしている私の足でも片道10〜15分ほどでお墓参りができました♪

不動明王さまのご加護を頂きながら登山してお墓参り、そして今なら圧巻の紅葉狩りを楽しめますよ♪

神護寺

住所: 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5

電話番号: 075-861-1769

拝観時間: 9:00~16:00

拝観料: 600円

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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