【京都】宇治 『源氏物語』ゆかりの「東屋観音(石造聖観音菩薩坐像)」は鎌倉時代の作品!
京阪宇治駅から国道7号線を京都側に進むと、突如出てくる石仏とその説明書き。
宇治市指定文化財で、「東屋観音」と紹介されています。
鎌倉時代後期の作品です。
「東屋」とは「源氏物語」の宇治十帖に出てきます。
「東屋観音」と呼ばれる石像が「東屋の古跡」です。
「源氏物語」五四帖のうちの最後の十帖は、光源氏の死後の物語で薫大将を主人公とし、舞台が宇治であることから特別に「宇治十帖」と呼ばれています。
来年の大河ドラマにちなんだ「源氏物語」ゆかりの地ですね。
藤原道長の娘彰子に女房として仕えていた紫式部が、世界に誇る長編小説「源氏物語」を書いたのは、平安時代半ばの1000年頃であったといわれています。
紫式部によって平安時代に成立した世界最古の長編物語のひとつである源氏物語。
そのゆかりの地である「東屋観音」である「石造聖観音菩薩坐像」。
「さしとむる葎やしげき東屋のあまりほどふる雨そそきかな」(薫の歌)
「源氏物語」ゆかりの地を思いながら町歩きも楽しいですね♪
石造聖観音菩薩坐像
場所;宇治市宇治乙方58
(宇治橋東詰め)