【京都市】下京区 『大政所御旅所』は秦助正の夢に出てきた「祇園祭」ゆかりの場所!
日本三大祭りの一つ『祇園祭』は、祇園会(ぎおんえ)と呼ばれてました。
その神輿(みこし)三基のうち、素盞嗚尊(すさのおのみこと)(牛頭(ごず)天王)と八王子との二基を大政所とよび、妃神奇稲田(くしなだ)姫の一基を少将井とよんだそうです。
ここ『大政所御旅所』は、「八坂神社」のかつての御旅所で神輿の渡御があったと伝わります。
江戸時代にはこの大政所の神輿は八坂神社を出て四条通を経て「神泉苑」に入ったそう。
「神泉苑」については、過去記事をご参照ください→
「汝の家を影向の地とせん速やかに朝廷に奏上せよ」との宣託があったとか。
同時に時の円融天皇も同じ夢を見ておられ、助正の宅を御旅所とし、東洞院方四町を御旅所の敷地として寄付せられ、大政所といって神殿を造られたとか。
なんとも不思議な話ですね。
「八坂大神」を奉祀し、大政所町鎮護の社として毎年7月16日を例祭日と定められました。
烏丸通りの交通量が多い繁華街ではありますが、その中に歴史が潜んでいるのが「京都」歩きの嬉しいところですね。
大政所御旅所
住所・所在地:京都市烏丸仏光寺下る東側大政所町