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【京都市】東山区『東福寺』の仏殿にある天井画の龍図は17日で堂本印象が完成させた「天龍」!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

日本映画の創設初期から美術装飾などに携わってきた老舗会社『高津商会』。その小道具たちも大活躍している映画やドラマのロケ地としてもよく知られる『東福寺』さん。

私もV I Pのお客様を連れてよく訪問させてもらっているので、普段から職員さんたちとも仲良くさせてもらってます。

紅葉で有名な臨済宗大本山『東福寺』には、日本最古の最大級の伽藍があります。

摂政九條道家が,奈良における最大の寺院である東大寺に比べ,また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で,「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営したのが慧日山東福寺です。嘉禎2年 (1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。(HPより)

平常非公開の国宝「三門」も有名ですよ!

日本最高級の大伽藍である仏殿(本堂)の天井画の龍図は堂本印象画伯の作品。

東西約22m、南北約11mの天井に描かれた体長54m胴回り6.2mに及ぶ迫力ある龍です。

京都市生れの日本画家である堂本印象は、これをわずか17日で完成したといいます。

大正時代〜昭和に活躍した京都画壇の中心画家であった「堂本印象の龍図」が見れるのが嬉しいです♪

普段仏殿の中には入れませんが、龍図は外側から拝見することができます。

その龍の目の鋭さには外からでも引き込まれる不思議な力を感じます。

また仏殿には、ご本尊の釈迦仏像がいらっしゃいます。

左右の観音菩薩、弥勒菩薩像は新大仏寺の名で喧伝され,足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられたと伝わります。

「東福寺」さんでは他にも臥雲橋(がうんきょう)、通天橋(つうてんきょう)、偃月橋(えんげつきょう)の“東福寺三名橋”も必見!

2024年の干支である龍を拝みにぜひ「東福寺」へ♪

臨済宗大本山 東福寺
所在地:〒605-0981 京都市東山区本町15丁目778
TEL:075-561-0087
拝観時間:4月~10月末まで/9:00~16:00 ※16:30に閉門 11月~12月第一日曜/8:30~16:00 ※16:30に閉門 12月第一日曜~3月末/9:00~15:30 ※16:00に閉門
拝観料:通天橋・開山堂 大人600円、小中学生300円/東福寺本坊庭園 大人500円、小中学生300円/共通拝観券 大人1,000円、小中学生500円

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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