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【京都市】北区『上賀茂神社』神前で「七草粥」供え神馬を曳いて大豆を与える「白馬奏覧神事」と紫式部!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の世界遺産『上賀茂神社』は、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と呼ばれる、京都最古の神社のひとつです。

『上賀茂神社』さんでは毎年、お参りに行かせていただきお世話になっています。

1月7日は、七草粥をいただく日。

神前で「七草粥」供え、神馬を曳いて大豆を与える「白馬奏覧神事」新春祝いの神事が行われます。

年の初めに白馬(青馬)を見ると一年の邪気が祓われるという故事に由来する、宮中の儀式「白馬節会(あおうまのせちえ)」を神事化したものだそう。

正午・午後1時・2時・3時にも牽馬の儀も行われます。

2024年は、辰年。

今年は左右に昇り竜と降り龍。

毎年楽しみにしている巨大絵馬です。

昇り龍の絵馬はすぐに売り切れたそう。

本殿前には、白龍がいらっしゃいました。

八咫烏が出迎えてくれる手水舎で清めます。

巨大な守護矢と宝船が今年も出迎えてくださいました。

宝船をマジマジと下から拝見したのは初めてでした。なかなか作るのは難しそう!

今年は境内のあちこちで龍を見れました。

「関西弁一言みくじ」もありましたよ!

1月7日から放送される紫式部の大河ドラマのポスターも貼られてました。

ここ「片岡社」は紫式部ゆかりの摂社。

紫式部が参拝していた縁結びの神様です。

「片岡社」ご祭神の「賀茂玉依姫命」は平安時代より縁結び、恋愛成就、家内安全、子授け、安産の神様として知られていたそうです。

また、境内には紫式部歌碑が書かれた石もありましたよ!

新古今和歌集に選ばれた和歌。

ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしづくに 立ちやぬれまし

ほととぎす(恋人)を待つ間、片岡社の木の下に立ち、朝露に濡れていましょうという意味だそうです。

七草粥を食べて白馬に今年の幸運を授かりながら、紫式部を思いつつ、時代劇を楽しみたく思います♪

賀茂別雷神社(上賀茂神社)
〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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