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【京都市】東山区 血天井や俵屋宗達の白象図で有名な『養源院』の摂社『白衣弁財天』で芸向上や金運祈願!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の東山には数多くの歴史に関連する寺社があります。

『高津商会』の小道具たちもお世話になっている映画やドラマの主人公やキャストでもよく出演される「浅井長政」や「豊臣秀吉」。

「三十三間堂」や後白河法皇の御陵そばにある『養源院』さんは、私の大好きなお寺さんのおひとつで、毎年参拝させていただいてます。

『養源院』は、豊臣秀吉の側室の淀殿が、父であった「浅井長政」の追善の為、長政の二十一回忌に建立されます。

『養源院』の寺院名は「浅井長政」公の戒名そのものから来たそうです。

杉戸には俵屋宗達の「白象図」、「唐獅子図」、「波と麒麟図」、襖には狩野山楽が描いた「牡丹図」と宗達の「松図」があることでも知られます。

宗達の代表作「白象図」は私も大好きな作品、それが目の前で拝見できることがとっても嬉しいです。

その「養源院」さんの門をくぐってすぐ右には「白衣弁財天」さんがいらっしゃいます。

「白衣弁財天」は、エンタメ業を生業とする私にとって大変大切な存在。

独特の

雰囲気をお持ちの「養源院」さんの「白衣弁財天」さん。

その昔は、蛇の絵や木像など、蛇尽くしの場所でした。

今でもその名残を少し拝見することができます。

その「白衣弁財天」さまでは、秋(第二巳の日)に五穀豊穣、秋の実りに感謝する祭り「白衣弁財天秋季大祭(御火焚)」が開催されます。

参拝者には御抹茶の接待 御火焚などの供養をされます。

祠の裏には池があります。

「弁財天」は元々ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーが、七福神や神道、仏教に組み込まれ信仰されている神様。

七福神では唯一の女神で、音楽と芸能の守り神、芸術、学問、財福にご利益があると言われています。

弁天様こと弁財天は元はインドのサラスバティー川の河神さまで、水神さまでもあるので、池に囲まれていることが多いですね。

ヘビは弁財天の化身とされる為、中には木彫りのヘビなどが祀られてます。

「養源院」は、京都市東山区三十三間堂廻り町にある浄土真宗遣迎院派の寺院。

山号は南叡山でご本尊は阿弥陀如来です。

有名な血天井や「養源院」の僧侶による丁寧な説明を受けることができます。

私が大好きなゾウさんのお姿である「歓喜天(聖天)」さまが祀られていることで、職員さんにたくさん質問をさせていただいたこともあります♪

今年も元気で無事にお参りさせてもらえたことに感謝♪

養源院
住所:京都市東山区三十三間堂廻り町656
参拝時間:10時〜15時(最終受付14時45分)

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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