Yahoo!ニュース

【京都市】左京区『平安神宮』には「四神相応の地」の青龍パワーを頂ける場所がたくさん!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

「平安京」が方角を司る「四神」、すなわち北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎が守護する「四神相応の地」として造られたことは有名です。

四神の信仰は古代中国で誕生し日本へ伝えられました。

平安京を模してつくられた境内には、四神にちなんだ石像が建てられています。

その中でも、今年の干支「辰」にちなんだ「龍尾壇」は知る人ぞ知る龍スポット!

平安京の最初の天皇である桓武天皇(かんむてんのう)と最後の天皇である孝明天皇(こうめいてんのう)を主祭神として祀っている「平安神宮」では様々なご利益があります。

中でも縁結びのパワースポットとして知られているため、結婚式を挙げる人も多いですよ。

門を潜ると壮大な世界が見れます。

平安京を模してつくられた境内には、四神にちなんだ石像が建てられています。

四神とは四方を守る神獣のこと。

平安京の四神相応とは、

北・・・玄武・・・山や丘陵・・・船岡山

東・・・青龍・・・河川の流れ・・・賀茂川

西・・・白虎・・・大きな道路・・・山陰道・山陽道

南・・・朱雀・・・平野や海など視界が開けている・・・巨椋池

平安神宮内でも西には白虎が鎮護しています。

下の鉢の部分は、明治28(1895)年の平安神宮創建時の奉納されたものだそう。

東を鎮護する青龍の手水舎には水はありませんでしたが、その迫力が伝わってきます。

龍尾壇 』とは平安宮朝堂院の北端にある壇。

平安神宮の建築物は、かつての平安京の朝堂院(天皇の即位式など国家の重要な儀式を執り行う正殿)を忠実に再現して建築されました。

壇上には大極殿が建ち、そこから朝堂全体が見わたせるようになっています。

両者の往来のためには東西に「竜尾道」が設けられていたそう。

蒼龍楼
蒼龍楼

平安政治中枢の再現された「平安神宮」。

平安京の大内裏の正庁である「朝堂院」(八省院)を8分の5の大きさに縮小して復元した、いわば平安京のジオラマのようなものだと説明を受けました。

正面の大極殿の両側に、白虎楼蒼龍楼があります。

四神相応における、西の白虎、東の青龍です。

大文字山を背に、「蒼龍楼」が見られます。

また神苑にも四神にまつわる「蒼龍池」、西神苑に「白虎池」が設えられ「臥龍橋」などもあります。

大河ドラマなどの撮影でもロケ地として使われる「平安神宮」のランタンにも龍がいらっしゃいました。

さまざまなイベントなどを行っている「平安神宮」は、京都の人だけでなく私個人にとっても大切な神社です。

世界から観光客が訪れる京都の観光地としても人気の高い「平安神宮」。

今年の干支「辰」にまつわる場所の一つである「平安神宮」はパワースポットですね♪

平安神宮
〒606-8341
京都市左京区岡崎西天王町97

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

高津商会RICAの最近の記事