【京都市】上京区 「高津商会」もお世話になっている『北野天満宮』にある様々な由緒ある石灯籠たち!
日本映画の発展にもゆかりある「北野天満宮」さん。
小道具の老舗会社である『高津商会』にとって大変、ご縁が深い神社さんです。
地元の人には、「きたのさん」「天神さん」と親しまれる私も大好きな神社さんです。
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「北野天満宮」には古くから伝わる七つの不思議があるそうです。
その中でも、私の興味を引いたのが灯籠でした。
有名なのが「大黒天の灯籠」「渡辺綱の灯籠」「織部灯籠(キリシタン灯籠)」の三つの灯籠です。
北野天満宮にある三光門の向かって右手、対面するように並んだ灯籠があります。
また、その一基の灯籠の横には賽銭箱が設けられています。
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「北野天満宮」の境内にある燈籠は、社伝に渡辺綱(わたなべのつな)寄進とある六角型石燈籠。
燈籠は三光門(中門)をくぐった右側奥に立っています。
香川県「白峯寺」に同型の石燈籠があるところから鎌倉時代中期の作品とみられているそうです。
渡辺綱 天暦7(953年)ー万寿2(1025年)は、平安時代中期の武将で、源頼光に仕えた四天王の一人。大江山の酒呑童子退治や、一条戻り橋の鬼の片腕を切り落とした逸話で有名な人です。
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渡辺綱が飛び降りたのが、北野天満宮の回廊の屋根で綱は、天満宮の大神の加護と感謝し寄進したのが、この灯籠だとのこと。
本殿の前にある石燈籠にも説明書がありました。
「有栖川宮」と「霊元天皇」寄進の燈籠とあります。
左が有栖川宮韶仁親王(皇女和宮の婚約者だった熾仁親王の祖父)が寄進したもの(1823年)。
右が霊元天皇(第112代天皇で、三光門に掲げられている「天満宮」を記された後西天皇の異母弟)からのもの(1682年)とあります。
門の名は日・月・星の彫刻に由来しているという「三光門」はいつみても綺麗ですね。
「星欠けの三光門」伝説をもつ「三光門」は、実際には星の彫刻はないとも言われています。
こちらも「北野天満宮」の七不思議の一つです。
何度行っても新しい発見のある「きたのさん」ですね♪
北野天満宮
〒602-8386 京都市上京区馬喰町
TEL:075-461-0005