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【京都市】左京区『厳島神社』 の祭神は「市杵島姫命」で空海作と伝わる弁財天像が祀られている?!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都市左京区静市市原町に鎮座する神社『厳島神社』。

叡山電鉄鞍馬線市原駅の西に鎮座しています。

市原といえば、その昔、「岡本郷」と呼ばれてました。

「岡太神社」は岡本の産土神、つまり、市原の産土の古社であるという説によるそうです。

『厳島神社』は式内社「鴨岡太神社」を当社に比定する説があります。

『厳島神社』の道路の向こう側には、『大神宮社』があります。

『厳島神社』のご祭神は「市杵島姫命(イチキシマヒメ、イツキシマヒメ)」。

市杵島姫命は、日本神話に登場する女神。

宗像三女神の一柱であり水の神です。

日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)との誓約(うけい)の時に生まれた三女神の一柱と伝わります。

海の神、水の神であり、芸能をつかさどる弁天さんとしても親しまれています。

境内の奥には石碑もありました。

 『山州名跡志』に永享2年の創祀とあるそうです。

弁財天のお告げにより1430年に創建したのが始まりとされています。

伝承によれば、一人の老人の夢にお告げがあり、美女が枕元に現れて言うには「村の老人の夢の中にお告げがあった。美女が忽然と枕元に現れ、吾は河上に住む弁財天である。家は西方にあって心は東南に通う。鞍馬寺の毘沙門天との誓約があり、多門天の近隣に居を移し、王城を鎮護したい。ここは福地であり、吾ここに住める。吾を留めるならば福栄する。と言った。老人は目覚めて奇妙だと思い、暁に河に出てみると六寸の白蛇が粟の穂の上に座していた。村中で協議し、先に仮殿に移し、その後、社壇を造った」とある。

地元の方々にも大切にされている『厳島神社』。

明治までは野中村の産土神として信仰されていました。

『山州名跡志』には弘法大師空海作であると伝わる女像(弁財天)を祀るとあるそうですよ!

『高津商会』もエンタメの会社ですので、芸能の神様には念入りにお参りしたくおもいます♪

厳島神社
住所:京都府京都市左京区静市市原町1415

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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