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【大田区】シードルとクラフトビールが作り出す、大人のバー&カフェ文化/蒲田

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

サンロード蒲田商店街に現れた、デザイナーズ建築。2022年7月にオープンしたシードル&クラフトビールバーの「malus fantastica(マルス ファンタスティカ)」です。入口は天井まで開口部となっており、思わず「おしゃれ…」と立ち止まる人、多数。

まずはディナータイムから。この日のおすすめメニューには「シードル煮込み」「クラフトビール煮込み」。のんべえをフードメニューでも惹きつけます。

シードルは、りんごを発酵させた醸造酒。お店のロゴも、りんごのデザインです。

シードルとクラフトビールが、店内の黒板メニューに並びます。青森県産のシードルのほか、海外のシードルも。

こちらはシードルの「TEKIKAKA(テキカカ)」。

青森県弘前市のりんご園「もりやま園」が、摘果(てきか:品質のよい実を育てるために成熟する前の実を摘み取ること)を使用して作っています。栽培過程に多い「捨てる作業」をモノづくりに転換するという、サステイナブルなコンセプト。一日の終わりに、さわやかな酸味でさっぱりとします。

「Sustaina beer(サステナビアー)」のハーフサイズ。

この日は「パン ver.」という種類で、材料の10%をパンで作ったビールだそう。こちらも食品ロスの問題に取り組んだ一品。今あるモノやしくみを見直して、新たな付加価値が生まれるのは心地よい。それが旨いものとくれば、のんべえはご機嫌。「羽田ペールエール」など、「羽田ブルワリー」のクラフトビールも飲めます。

お通しのピクルス、おしゃれ。

ミックスナッツ、おしゃれ。

「鶏もも肉のクラフトビール煮込み」。味がしみ込んでいるのと、ハーブも効いて、クラフトビールやシードルによく合います。

ハードリカーも並びカクテルメニュー多数、クラフトジンもあります。ディナー営業はテーブルチャージ1,000円。「駅前アーケードの飲み屋」ではなく、ドリンク・フードともに本格派の「オーセンティックバー」というイメージに近いでしょう。そしてバーでありながら、開放感があるのは貴重。

火曜日から金曜日には、ランチ営業も。「BLTサンド」はこのボリューム!厚切りベーコンとたっぷりのレタス、トマト。チーズやマスタードにも、一段上のこだわりを感じました。

ランチメニューにはサラダとドリンクも付いて、大人がくつろげるカフェタイムといった雰囲気。最新の営業時間はお店のインスタグラムを。

蒲田の新しいバー&カフェ文化、始まっています。

<店舗情報>
malus fantastica(マルス ファンタスティカ)
住所:大田区西蒲田7-64-4
アクセス:JR蒲田駅西口から徒歩2分、サンロード蒲田商店街内
malusfantastica Instagram
◇この日いただいたシードルは、もりやま園(ホームページ)のもの

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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