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【横浜市】都内で煮干と過ごす夜 横浜の人気店「丿貫」出身ラーメン、水天宮前にも/にぼし香

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

都内に遠征の巻。横浜の煮干ラーメン「丿貫」出身の店がまた一つ。水天宮前から徒歩1分の「麺処 にぼし香」(東京都中央区)は、2023年10月にオープン。オープンから半年余り、すでに人気店としての存在感を放っている。

まだ寒さの残る、3月平日の夜。「にぼし香」と灯る看板を目印に訪れた。

夜営業ではまず席に着き、口頭で注文。つまみや日本酒も揃っている。カウンターのみの店内。奥に長く10席ほど。

「煮干蕎麦」をさらに濃くした、「濃厚煮干蕎麦」を選んでみた。写真の泡立つスープから、煮干の旨みと苦みが少しでも伝われば幸い。

濃い。しかし、くどさはない。うまく雑味を取り除いているように感じた。

肉の存在感よ。しっかりと、どっしりとした豚肩ロースだ。

素直な麺で、煮干のスープを引き上げます。

申し遅れました、日本酒を飲んでいます。発酵時の自然な炭酸ガスを感じられる、「神渡(みわたり)Petillant(ペティアン)」。ちょっとおしゃれな、都心の夜なのだ。

酒を注文すると、お供にシジミ汁も出てきました。

酒と煮干蕎麦で気持ちが整ったところで、味付きの替玉「和え玉」を注文。日によって限定のメニューも用意されており、この日は「明太子バター」。限定のメニューを目当てにする人も多く、これを注文する声が店内に多数。通常一玉だが、半玉でも注文できたので、写真はハーフ量。

これはもう、酒のつまみ以外の何物でもない。たくさんの、明太子のつぶつぶが…。これはもう、たらこバターご飯の幸福である。その日のメニューは、お店のX(旧Twitter)で発信されている。

「和え玉」はしっかりと味付けがされているので、まずはこれだけで食べるのがおすすめ。その後気分に応じて、煮干蕎麦のスープに浸しながらいただく。

ラーメンの定番は多かれど、「丿貫」やその出身者が作る煮干蕎麦には、一味違った楽しみがある。飲食店が群雄割拠の水天宮前・人形町エリアでも、その人気ぶりを再確認できた。

<店舗情報>
麺処 にぼし香
住所:東京都中央区蛎殻町2-2-2 山口ビル1F
アクセス:水天宮前駅から徒歩1分、人形町駅から徒歩7分
にぼし香 ホームページX(旧Twitter)

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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