すでに年が明けて1ヶ月近くたっているので今さらですが、今年2024年（令和6年）は辰年です。

辰は十二支の中でもっとも縁起の良い干支とされており、運気が上昇して夢がかないやすい年だといわれています。

京都には龍にまつわる神社が多くありますが、京都市左京区の「九頭竜大社」は9回まわるお千度が有名で、熱心な参拝者が多い神社です。

九頭龍大社に行くには、京都市と福井県を結ぶ国道367号から旧街道へ。バスなら京都バス｢八瀬・大原」行きに乗り「九頭竜弁天前」で降りて徒歩1分、電車だと叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」から徒歩約15分です。

祭神の九頭竜弁財天大神（くずりゅうべんざいてんおおがみ）は慈悲の女神とされ、開運や災厄消除をはじめ、あらゆる御利益があるとされるパワースポットです。

9回まわるお千度

ユニークなのが、発祥当初より行われているという、本殿を時計回りに9回まわって巡拝するお千度。九頭龍大社では一礼する場所がご本殿正面の石段下、九頭竜絵、蛇石、初代御神木、現在の御神木、御発祥の石碑、旧本殿跡、ご本殿の真裏と8カ所もあります。

お千度をするときは、この棒を9本持って始めます。一周ごとに一本ずつ返していくので、これで何周したかわかる寸法です。

それほど広い範囲を歩くわけではないのですが、やってみるとこれが大変。4周目、5周目となってくると正直中だるみしますが、ここを乗り切って9周まわると清々しい達成感。なんだかとってもいいことが起こりそうな高揚感につつまれました。
なるほど、何度も訪れる熱心な参拝者が多いのも頷けます。

おそらく今年は辰年なので、例年より御利益があるのでは。開運を願う方は、ぜひ今年中に体験してみてはいかがでしょうか。