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ぬい撮りにピッタリのミニチュアサイズ!ガシャポンなりきりゼンカイジャー01

熊山准ライター

ここ数年じわじわと盛り上がりつつある「ぬい撮り」「ぬい活」。長年連れ添ったお気に入りのぬいぐるみや、アニメや特撮などの推しキャラのぬいぐるみを、宅内はもちろんあらゆる旅先に連れ出し写真撮影をおこなう趣味です。

筆者も筋金入りのマニアで、ぬい撮り歴はかれこれ20年近く。10年前からは自分のアバターぬいぐるみ「ミニくまちゃん」を作って、その写真展覧会まで開いてしまうほどの深みにズボっております。

ミニくまちゃん。こいつは3代目
ミニくまちゃん。こいつは3代目

このぬい活に欠かせないのが、撮影に広がりをもたらす衣裳や小道具(プロップ)のたぐい。着せ替え人形がベースでもない限り、衣裳はオリジナルを作成しないといけないのですが、小道具の場合はスケールさえあっていればOK。とりわけミニくまちゃんはG.I.ジョーに代表される12インチ(約6分の1)スケールのミニチュアと相性がよいので、暇さえあれば、おもちゃ屋や模型店をはじめガチャガチャ、スーパーの食玩売り場などをパトロールしています。

で、ここ数年、新番組が始まるたびにチェックするのが仮面ライダーやスーパー戦隊のなりきり系カプセルトイ。変身ベルトや武器等のなりきりといっても、子どもの手でも小さすぎるミニチュアサイズですが、1回200円とは思えないほど完成度が高く、ちょうどぬいとからめて写真を撮るにはピッタリなのです。

かつての名作を語りだしたらキリがないので、筆者のブログ記事や過去のヤフクリ動画をご覧ください。特にヤバかったのは『ジオウ』のネオディケイドライバーでしょうか。

ありがとう平成ライダー!20枚のカメンライドカード付きネオディケイドライバーも収録したガシャポン(Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム)

『仮面ライダー鎧武』戦極ドライバーと無双セイバー、大橙丸をゲットしたんだよ(熊山准のおブログ)

この春、2021年3月にスタートしたばかりのスーパー戦隊35作『機界戦隊ゼンカイジャー』でも、さっそく第1弾のなりきりガチャが発売されました。その名も「GP(ガシャポン)なりきりゼンカイジャー01」(1回200円)。ラインナップは全6種……

  • 01、02 ギアトリンガー ミニミニ戦隊ギア付属(付属ステッカーの柄が異なる)
  • 03 ゼンカイザーエンブレム
  • 04 ゼンカイザーギア&ゼンカイバックルスイング
  • 05 ゼンカイジュランギア&同ガオーンギアスイング
  • 06 同マジーヌギア&同ブルーンギアスイング
こいつだけ飛び抜けてデカいゼンカイザーエンブレム
こいつだけ飛び抜けてデカいゼンカイザーエンブレム

……といった内容です。ぬい撮り的に有効なのは01と02、あと04のバックルでしょうか。04以降の戦隊ギアはギアトリンガーに対応していないので無駄ではあるのですが、そこまで大きいサイズではないので、ぬいに持たせるなどの遊びも可能です。逆に言うと01と02に付属するミニミニ戦隊ギアがかなり小さいので、もうひとまわり小さいぬいぐるみじゃないとスケールがあいません(ちなみに03のエンブレムはデカすぎます)。

01と02ではシールの柄が異なる
01と02ではシールの柄が異なる

なかでも今回の注意点は01と02にミニミニ戦隊ギアが各2個しか付属しないのに対し、付属ステッカーの柄が各4種類もある点でしょう。シールが余るため、コンプを目指すならもう2セットずつ必要なのです。怖いですね。

というわけで早速、ギアトリンガーを組み立てていきたいと思いまーす(!)。

細かすぎるシール
細かすぎるシール

組み立てじたいは銃身とハンドルをくっつけるだけなので簡単なのですが、問題はシール。そもそも指でつまめるていどのミニチュアに貼るシールゆえサイズが極小かつ、やたら再現性が高いので19枚もありやがるのです。対象年齢3歳以上とされていますが、未就学児が一人で貼るのはまず無理。かといって大人にとっても老眼キラー。孫にお願いされたじいじには、ピンセットとデスクライト、拡大鏡の準備をオススメします。

ピンセットと拡大鏡、デスクライトは必須です
ピンセットと拡大鏡、デスクライトは必須です

歴代でもかなりの難易度でしたが、なんとか貼り終えて完成。

完成!トリガー部分のシールもつらかった…
完成!トリガー部分のシールもつらかった…

出来上がりはさすがと言いますか、バンダイ ベンダー事業部の「ブランドデザイン部やキャンディ事業部には負けねえぜ」という意気込みすら感じさせるクオリティです。

劇中のアクションをほぼ再現
劇中のアクションをほぼ再現

ギミックも満載で、トリガーこそ引けませんが、戦隊ギアをセットするカバーや、ハンドルまわしに応じてガトリングや戦隊ギアが回転するギミックもしっかり再現しています。

キラキラしていてゴージャスな戦隊ギアスイング
キラキラしていてゴージャスな戦隊ギアスイング

その他、失礼ながらハズレかと思っていた戦隊ギアスイングもラメ入りのキラキラシールが貼られていてなかなかにゴー&ジャス。推しキカイノイドがいる方はぜひとも手に入れておきたい仕上がりです。個人的には18金で鋳造してネックレスにするとほどよいサイズだと感じました。

バーン、バーン、バーン、ババババーン!
バーン、バーン、バーン、ババババーン!

以上、推しぬいに持たせたいゼンカイジャーのなりきりミニチュアでした。仮面ライダーセイバーもラインナップされているので、ご興味のある方はそちらもチェックしてみてください。ただ、そうそう、このシリーズを本気で追いかけても待っているのは「番組終盤のアイテムは商品化されにくいため、ミニチュアサイズではコンプできない結末」であることをお忘れなく。あくまで欲しいアイテムを狙ってガチャをまわす、くらいの気持ちでいた方が幸せになれますよ。

ライター

リクルート編集職を経て独立、『R25』にてライターデビュー。執筆分野はガジェット、旅、登山、アート、恋愛、インタビュー記事など。同時に自身のゆるキャラ「ミニくまちゃん」を用いたアート活動を展開中。ライフワークは夕焼け鑑賞。マレーシア・サバ州観光大賞2015メディア部門最優秀海外記事賞受賞。1974年徳島県生まれ。

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