倉敷市山地にあるドミニカ共和国料理を中心とした中南米料理を提供する「Café&Bar Armonia（アルモニア）」。ここでは地域の子どもたちの笑顔のために、子ども食堂を開いています。心温まる活動をのぞいてみました。

中南米料理店について

ふだんはランチ・ディナー営業をしています。安心安全の無農薬野菜などを使用したドミニカ共和国の料理は、日本人の舌にもぴったり。

食欲をそそる香り高いスパイスもしっかり使われています。からだに優しい料理でした。

個人的に推したいのは「エンパナーダ」。肉汁あふれるチキン・チーズ・シカミートの3種類があります。鹿肉が好きなので、今回はシカミートに。甘くとろとろに煮込まれた鹿肉がたっぷり入っていました。

お店の料理についてもっと詳しく知りたいかたは、この記事の下にリンクを貼っているので読んでくださいね。

みんながハッピー、子ども食堂

お店のかたに「子ども食堂をしているのよ」と教えてもらい、そのようすをのぞかせてもらいました。

子ども食堂のスタートは16時。地域の小学生がやってきました。お店のかたは子どもの名前を呼んで笑顔いっぱいに迎えます。

子ども食堂については以下のとおり。

• 対象は、子どもだけで来た子ども限定
• 子ども食堂では、約10種類の野菜が入ったカレーが振舞われる
• 大人は、野菜やお金を寄付したり、寄付付きの「大人カレー」を食べて貢献したりする

カレーは支援の輪から作られているのですね。

「寄付付きの『大人カレー』を食べて貢献」というのは、大人が大人カレーを食べた時にメッセージカードを書き、それが子どものカレーのチケットになるというもの。

店には心温まるメッセージカードがたくさんありました。子どもは好きなメッセージカードを選んでカレーと交換してもらいます。

カレーを食べた子どもたちは、店にあるボードゲームや折り紙、トランプなどで楽しそうに遊んでいました。学校でも家でもない第3の居場所。自分のことを知って、出迎えてくれる場所があるのって、必要ですよね。

筆者は寄付付きの「大人カレー」をいただきました。カレーはドミニカ共和国の料理ではないそうですが、優しくてほっとする味です。いただいた日は、揚げも入っていて驚きました。意外とカレーに合うので、今度家で作る時に入れてみようかな。

野菜たっぷりの、みんなの優しさで作られるカレー。おいしく食べて、子どもたちの笑顔に繋がるなんて、誰もが幸せになれる社会貢献じゃないですか？

おいしく食べて子どもたちの笑顔に貢献

心温まる大人カレー、ごちそうさまでした。とても楽しそうに遊ぶ子どもたちも印象的でした。利益を求めないこのような活動はなかなかできるものではありません。でも大人カレーを食べることならとっても簡単。またカレーを食べたり、何かしらの貢献をしに行きますね。