傷みにくいお弁当~おかず作りで食中毒対策。腐りにくくする方法。
こんにちは。
今日のお題は「傷みにくいお弁当」。実際に「傷みにくいお弁当」を作りましたから参考にしてみてください。
7月に入って暑い日が続きますね。
気温が30度を超える暑い日が当たり前の今の時期、子供に持たせるお弁当が心配のタネという方も多いのではないでしょうか?
私も、今の時期のお弁当作りにはものすごく注意しているつもりですが、それでも「今日大丈夫だったかな?」と思うことが少なくありません。
「もっと安心したい」という思いもあって、今回は、改めて「傷みにくい」ことを意識したお弁当作りをしたのでご紹介します。
限りなく傷みにくいお弁当を目指す2つのポイント
お弁当を傷みにくくするためには2つのことを頑張らないといけません。
- 傷みにくい食材を使ったおかず作り
- 保管温度を上げない工夫
この2つをクリアすれば、調理時によほど不衛生なことをしない限りはまず傷まないはずです。
傷みにくい食材や調味料
数ある食材や調味料の中には殺菌効果や抗菌効果を持つものがあります。
《殺菌・抗菌作用がある食材例》
梅 / 酢 / 大葉 / しょうが / にんにく / 唐辛子 / わさび / からし / カレー粉 / 黒胡椒 etc
これらの食材を使ったおかずを作れば、それだけ「傷みにくい」お弁当になります。
しかし、殺菌作用や抗菌作用は使う量や使い方次第で作用が強まったり弱まったりします。
つまり、「これだけやっとけばダイジョーブ!」というわけにはいきません。
そこで重要になってくるのが温度管理です。
温度を上げない工夫
食中毒菌と呼ばれる菌のほとんどは、30度~40度で増殖が最も活発になるそうです。30度以下も大丈夫ではなくて、20度を超えると徐々に増殖が活発になってきます。
ということなので、「傷みにくいお弁当」を意識するkuratabaパパとしては、20度以下での保管を意識しています。
温度対策で重要になってくるのは保冷バッグと保冷剤です。
保冷剤と保冷バッグについては、こちらの記事にまとめていますので気になる方は参考に読んでみてください。
「夏のお弁当の保冷剤」何個入れる?何時間もつ?試してわかったホントのところ。
上記ページで調べたことを我が家のお弁当事情に当てはめると、「保冷バッグを使う」「保冷剤は80gを2個使う」という2点が重要になってくることがわかりました。
今回作った「傷みにくいお弁当」
というわけで今回作ったお弁当のご紹介です。
梅、ワサビ、しょうがなど、殺菌・抗菌作用のある食材を使っています。
作り方
梅と大葉とじゃこの混ぜご飯
《材料》
ご飯
カリカリ梅
大葉
じゃこ
食中毒対策食材は梅と大葉ですね。
専門家じゃないので詳しくは控えますが、梅の酸味と大葉のにおい成分が食中毒対策に有効だと言われています。
梅はカリカリ梅を使用。
大葉はやや太めの千切りにしています。細すぎると黒ずんでしまって彩りを悪くするので注意です。
じゃこはごま油で炒めました。ごま油のコクがじゃこの塩気と合わさるととてもご飯によく合います。加熱しているので食中毒対策にもなりますね。
ここで混ぜる時の注意点をひとつ。
梅とじゃこは熱々ご飯に混ぜても大丈夫ですが、大葉は熱に弱いので熱々ご飯に混ぜると黒く変色してしまいます。
梅とじゃこを混ぜ終えたら少しご飯を広げて粗熱を取ってから大葉を混ぜるとよいですよ。
また、これにゴマとかミョウガとかを加えるのも個人的には大好きです。
《次女の感想》
「美味しかった!梅がカリカリしてるんがえーな。好きな味。」
鶏しょうが焼き
《材料》
鶏むね肉100g
(下味)塩コショウ 少々
(下味)すりおろししょうが 少々
(下味)酒 少々
片栗粉 全体に薄くまぶせるくらい
(味付け)すりおろししょうが 小さじ1
(味付け)麺つゆ 小さじ2
(味付け)酒 小さじ2
(味付け)砂糖 小さじ1/2
- 鶏むね肉に(下味)をつけて15分以上なじませる。
- フライパンにサラダ油を敷き、鶏むね肉に片栗粉をまぶして焼く。
- 肉に火が通ったら(味付け)を全部入れて肉に絡めて完成
食中毒対策食材はしょうがです。今回は生しょうがをすりおろして下味にも仕上げの味付けにも使いました。
調理のワンポイントは片栗粉をまぶすことですね。調味料の絡みが全然違うので少なめの調味料でもしっかり味がつきます。
《次女の感想》
「しょうがが結構強かったけど大丈夫。フツーにおいしく食べれた。」
ブロッコリーのワサビおひたし
《材料》
ブロッコリー
(つけ汁)白だし大さじ1/2
(つけ汁)水50ml
(つけ汁)わさびチューブ少々
- ブロッコリーを塩ゆでする
- 白だしと水を鍋で合わせてひと煮立ちさせる
- つけ汁にわさびを少々加えて1時間以上漬けたら完成
食中毒対策食材はわさびチューブですね。
私はいつも前の晩に作って冷蔵庫で一晩おいておきます。翌日になるとダシの効いたつけ汁がブロッコリーにしっかりしみこんで美味しいですよ。
一晩おくことが心配な方は朝レンチンで再加熱すればよいかと思います。
注意点ですが、水分をたっぷり含んでいるので、お弁当箱に詰める際はキッチンペーパー等で水分をしっかり拭き取ってから詰める必要があります。
《次女の感想》
「わさびは嫌いじゃけど入ってるとは気づかんかったな。私が気づかんくらいの量なら菌に効果あるか疑問じゃな。キャハハッ!」
人参のカレー炒め
《材料》
人参
料理用カレーパウダー
あらびきガーリック(瓶スパイス)
黒胡椒
- 人参を千切りにする
- オリーブオイルで千切り人参を炒める
- 調味料を入れて味付けしたら完成
食中毒対策食材はカレーパウダーと黒胡椒、あらびきガーリックです。
料理用カレーパウダーは味付きのものを使用しています。カレー粉とコンソメパウダーが一緒になったような調味料です。
《次女の感想》
「私はカレーは好きじゃけどカレー味のおかずは好きじゃない。」
サラダ豆の旨辛和え
《材料》
サラダ豆
塩昆布
糸唐辛子
ごま油
- すべての材料をあえたら完成
食中毒対策食材は糸唐辛子です。今回は袋から取り出したまま和えましたが、少し長いので、切ってから和えても良いですね。
サラダ豆がたんぱくな味わいなので、塩昆布で塩気と旨味、ごま油で風味を足してやりました。ゴマを和えても美味しいですね。
《次女の感想》
「ん~。普通においしかった。それ以外に感想ない。」
その他の食中毒対策
抗菌シート
私はいつも、スーパーで売っている更新シートを使っています。わさび成分が入っているタイプのシートです。
保冷バッグと保冷剤
あとは保冷バッグと保冷剤も今の時期は必須ですね。
我が家では写真のように、保冷剤を2個、お弁当の上に乗せるようにして入れています。重さはひとつ80g。これで昼前まで20度以下で温度をキープしてくれます。
《次女の感想》
「温度はいつも通りで冷えすぎとは思わなかった。ご飯を食べた感じもいつも通り。」
作るとこ動画
それでは作るとこ動画です。
まとめ
というわけで、傷みにくいお弁当作りのご紹介でした。
今回意識したことは以下の3点です。
- おかずに使う食材に抗菌作用があるものを選ぶ
- 抗菌シートを使う
- 保冷バッグと保冷剤で温度を低く保つ
私がこの中で一番意識しているのは保冷なんですが、「抗菌作用のある食材」を取り入れたおかず作りもレパートリーが広がる予感がしたりして、もう少し積極的に意識していきたいなと思いました。
以上、皆さまの参考になれば幸いです。