ゆで卵をレンジで作るのはおすすめではありません←失敗続きでコツがいる・・・。
こんにちは。
今日は前回のゆで卵を水から作る方法に引き続き、ゆで卵がテーマです。
ゆで卵は茹でるから茹で卵なんですが、なんとレンジでも作ることができます。
いや、、、できるそうです。
実はレンジでゆで卵を作るなんて、爆発しそうで、知っていても試したことがありませんでした。
でも、作り方を間違えなければ爆発はしないそうなので、今回はしっかりと時間を取って、リスクも回避しつつ実験してみました。
結論から言うと、「なかなか難しいよ・・・。」です。
今回試した方法
今回試したのは、卵をアルミホイルで包んでマグカップに入れ、水で満たしてラップしてレンチンするというものです。
ここで注意喚起ですが、アルミホイルをレンジで使うのは発火の恐れがあるし、卵も破裂する恐れがあるのでメーカーは推奨していません。
「アルミホイルで包む」「水に浸ける」という2つの手順を踏むことでそれらのリスクを回避できるというのがこのやり方のポイントなんですが、レンジメーカーは推奨していませんから、自己責任でのチャレンジ記録という体(てい)でご紹介します。
いや、体じゃない!
私も推奨しません!(汗
まずは結果から
とりあえず、どんな感じになったかをご紹介します。
成功したケースでは6分あたりから徐々に白身が固まってきて、10分でほぼ固ゆでになりました。
この感じからいくと、11分~12分レンジにかければ、もっとしっかりとした固ゆでになったでしょう。
お弁当パパの私から見ると、9分くらいがお弁当には良い感じだと思います。
しかし。
問題は上段の2つ。
なんと2回も失敗してしまいました。
唖然・・・2回も失敗
2つの失敗例
失敗例その1。
弱めの半熟で仕上がりました。醤油をかけて卵かけごはんにしたら美味しそうな仕上がりですが、これ7分加熱しての結果です。
失敗例その2。
こちらは半熟一歩前といった感じですが、実はこれも7分加熱してこの結果です。
失敗した原因
失敗した原因はほぼ間違いなくラップです。
これは《失敗例その2》の時に撮った写真ですが、ラップが見事に半分浮いています。
ネットの「レンチンゆで卵の作り方」を見ると、ほとんどのサイトで「ラップをふんわりと被せます」と書いています。
「ふんわり」ということですから、「びっちり」フタをしてはいけません。あくまで上から被せる感じです。
しかし、上から被せるだけだと、写真のように下から上がってくる蒸気でラップがフワフワと浮こうとしてしまいます。
ラップの役目はマグカップにフタをして水の沸騰を早めることにあるはずですから、ラップが半分も浮いてしまっては水が温まるだけで卵にはしっかりと熱が伝わりません。
結果、こんな失敗作ができることになります。
レンチンゆで卵を失敗しないための工夫
ゆで卵をレンジで作る際、仕上がりを左右するのは「卵への熱の伝わり具合」です。
うまく卵が加熱されるにはレンジの出力数や水の量などに気を付けなくてはいけませんが、ラップの被せ方が意外に重要でした。
ラップでフタをして水の沸騰を助けつつも、膨張する空気や沸き上がる蒸気を逃がすということをしなくてはなりません。
いろいろ試してみると、マグカップのフチの8割~9割くらいは「しっかりめ」にラップでフタをして、1割~2割は隙間を作っておくとうまくいきました。
もしくは、ラップでしっかりめに覆った上で、爪楊枝でラップのフタ部分に何か所か穴をあけるというやり方でも良いような気がしました。試してないけど。
こうすることで水は沸騰できるので卵にしっかりと熱が伝わりますし、膨張した空気や蒸気は隙間から逃げることができます。
レンジゆで卵の作り方記録
それでは今回試した「ゆで卵をレンジで作った記録」を具体的にご紹介します。
あくまで自己責任の「チャレンジ記録」ですからマネはしないでください。
卵は冷蔵庫から出し立ての卵を使いました。
卵のお尻(ふくらみがある鈍端)に画鋲などで穴をあけ、アルミホイルで包みます。アルミホイルで覆うのは、レンジのマイクロ波が卵に直接あたらないようにするためです。アルミホイルで包むことで卵がレンジ内で爆発するリスクを回避できるそうです。
アルミホイルで包んだ卵をマグカップに入れ、卵が被るくらいの水を入れます。
測ってみたら約150ml入れていました。
水は、アルミホイルの発火を防ぐ役割もありますから、卵全体がしっかりと水で隠れるくらい入れます。
水の量としてはこのくらい。浮いた卵を押すと全部水に浸かるくらいにしました。
次にマグカップにサランラップをかぶせます。
ここが結構大きなポイントでした。蒸気の逃げ道を作りつつ被せるのが重要みたいで、被せ方が弱いと失敗します。
600Wで6分~10分程度レンチン。念のためレンジ前で発火とかしてないか常時チェックしながらのチャレンジです。
レンジアップ直後。庫内には蒸気が立ち込めています。今回失敗した2例は、どちらも庫内に蒸気が出てませんでした。
ポイントその3。
レンジアップ後は水が沸騰して蒸発し、水位が下がっています。もし下がってなければ、おそらく火の通りは中途半端なままです。しかし、完全に水がなくなると今度はアルミホイルが発火しないか、恐ろしいところです。
レンジ後は水道水で急冷します。
アルミホイルを取るとこんな感じ。少しヒビが入っていますが出来上がりに問題はありません。
殻を剥き、
今回は糸で切りました。
完成。これはレンチン10分のゆで卵です。
まとめ
以上、レンジでゆで卵を作った実験記録でした。
レンチンゆで卵には慣れが必要かなというのが率直な感想です。
レンジのパワー、ラップの加減、水の量など、「自分なりのさじ加減」を見つけるまでは安定してゆで卵を作るのは難しいような気がしています。
それに、レンジメーカーが推奨しない使い方をしているわけですし、加熱中は結構おっかなびっくりで落ち着きません。
そういったことを考えると、私はこう思います。
おとなしく鍋で茹でたら?
・・・(汗
真面目な話、今回のようなアルミホイルを使った「レンチンゆで卵」の作り方はネットに情報があふれていますから、料理好きなお子さんがいる場合は一言注意喚起しておいた方が良いと思います。
ちなみに、少し前にバズった麻薬卵を簡単にレンチンで作る方法も試してみました。
こちらも是非読んでみてください。