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【4日間限定】香港からカリスマシェフが来日!特別コースをいただいた感想…マンダリンオリエンタル東京

くろにゃんホテルが好きなグルメライター

東京日本橋にある「マンダリン オリエンタル 東京」のメインダイニングの双璧、広東料理「 センス」において、2023年8月9日(水)から8月12日(土)までの4日間限定で、「マンダリン オリエンタル 香港」の広東料理「マンワー(文華)」の味が楽しめます。またこのために、エグゼクティブチャイニーズシェフのウィンキョン・ウォン氏が来日。すばらしいコース料理をいただいたのでご紹介します。

『Tastes of Mandarin Oriental』

「マンダリン オリエンタル 東京」では、4年ぶりに世界各国のマンダリン オリエンタル ホテルのレストランからシェフをお招きし、姉妹ホテルそれぞれのレストランが織りなす至福の食体験ができるプロモーション『Tastes of Mandarin Oriental』を開催!

「マンダリン オリエンタル 香港」エグゼクティブチャイニーズ シェフのウィンキョン・ウォン氏
「マンダリン オリエンタル 香港」エグゼクティブチャイニーズ シェフのウィンキョン・ウォン氏

その第1弾は「マンダリン オリエンタル 香港」にあるミシュラン1つ星の広東料理「マンワー」。エグゼクティブチャイニーズ シェフのウィンキョン・ウォン氏が来日されました。

昼間は、「マンワー」の点心師による飲茶の食べ放題を含むコース「飲茶コースランチ」、夜はシグネチャーメニューの薬膳スープや、ロブスターやアワビ、キャビアなども使ったレアな「コースディナー」が4日間限定でいただけます。

まずはシャンパンで乾杯

この日も暑かったので、まずはシャンパンをいただきました。窓際のお席に座って、広がる眺望にうっとり。

やわらかな鮑を金木犀の香りで

鮑の紹興酒マリネ 金木犀の香りの冬瓜添え
鮑の紹興酒マリネ 金木犀の香りの冬瓜添え

「鮑の紹興酒マリネ 金木犀の香りの冬瓜添え」は、鮑がとても柔らかで弾力もあって、エキゾチックな香りでした。繊細なカットをほどこしたきゅうり、翡翠玉のような冬瓜。盛り付けもステキ!

ロブスターも大根餅も特別な味わいで感激

ロブスターの頭抽炒め、大根餅のハムタン炒め、胡瓜の柚子ピクルス
ロブスターの頭抽炒め、大根餅のハムタン炒め、胡瓜の柚子ピクルス

ロブスターはカラからスルッとはずれます。洗練されたチャイニーズテイストのお味。大根餅はピータン卵をまといミルキーでほろりとした衣の中に大根がとろり。ゴーヤと甘い梅干しでモチーフの扇子を形成。

お酒は乾杯のシャンパンだけにする予定が、ワインのセレクトが良いと聞きペアリングで味わいたくなり、揚げ物に合うという甲州オレンジワインをいただきました。「量は少なめで」の希望にも臨機応変に応えていただけました。

選べる薬膳のシグネチャースープ

Chef Wong シグネチャー 女士湯烏骨鶏、乾燥螺貝、冬虫夏草の女性向け燉湯
Chef Wong シグネチャー 女士湯烏骨鶏、乾燥螺貝、冬虫夏草の女性向け燉湯

シェフのシグネチャーは2つの薬膳のスープ。男性向けと女性向けがあるのが面白い!

女性用には体を温める効用が期待できるそうです。冬虫夏草と聞いて怖かったのですが、虫ではなくキノコの一種らしく、見た目はグロテスクですがごぼうみたいな感じ。スープが滋味深く濃厚で絶品の味わいでした。

男性向けの「Chef Wong シグネチャー 男士湯 烏骨鶏、鹿の角、マカの男性向け燉湯」とのことで精力がつきそうですね。女子にも夏バテ防止におすすめです。

次にブルゴーニュのシャルドネをいただきました。2016年のもので、ミネラル感があり、甘み、うまみともにふくよかな味わいで点心の金魚に合わせてセレクトされました。

2匹の金魚が池を泳ぐ絵画のような逸品

池で泳ぐ金魚赤と黄の金魚 卵白茶碗蒸しと海胆と卵の炒め ロブスターとモリーユ
池で泳ぐ金魚赤と黄の金魚 卵白茶碗蒸しと海胆と卵の炒め ロブスターとモリーユ

卵白の茶碗蒸しを池に見立て、金魚の姿をした2種の餃子が泳いでいるように並べられた情緒ある一品。石のように見えるのは衣笠竹。雲丹も味わえました。

次のお肉料理に合わせて、トスカーナの極上ワイン「サッシカイア」。華やかで上品な香りにうっとり。

お箸ですぅっと切れる柔らかな牛肉

牛バラ肉の甜梅菜煮込み
牛バラ肉の甜梅菜煮込み

オージーのビーフリブをじっくり煮込んでお箸で切れる柔らかさに。青梗菜の塩漬けを干したものが、ソースのパーツとしてもうまく馴染んでいました。

キャビアを冠した翡翠(ひすい)色の炒飯

翡翠炒飯 帆立貝とタラバ蟹のソース クリスタルキャビア
翡翠炒飯 帆立貝とタラバ蟹のソース クリスタルキャビア

たっぷりのタラバ蟹の身とホタテ貝柱のあん、玉ねぎとネギでグリーンの炒飯にキャビアがのせられた豪華版。大満足のお食事のシメでした。

さりげなく見えても味わいが絶品のデザート

ジンジャーミルクプリン 松の実と南乳 蓮蓉のパイ
ジンジャーミルクプリン 松の実と南乳 蓮蓉のパイ

驚くほどピリッとスパイシーな生姜が喉に心地よいミルクプリンと、コクのある松の実あんの入ったパフ。シンプルに見えて格別の味わいでした。

スパイシーで程よい甘さのアルザスのワインは、次のお菓子に合わせていただきました。

中国将棋盤とスモークでサプライズを演出

チャイニーズチェス
チャイニーズチェス

盤の目からもくもくとスモークを出しながら中国将棋盤が運ばれてきました。お菓子の駒が置かれている遊び心のあるフィナーレ!

コースの余韻を感じながらオリジナルブレンドティーを

福建省の烏龍茶にベルガモットの香りをつけたエレガントなマンダリンオリジナルブレンドをいただき、コースの余韻を楽しみました。茶器も素敵ですね。

おわりに

いかがでしたか?さすが!と言わずにはいられない本場の広東料理のコースをホテル37階からの夜景を眺めながらいただけるすばらしいディナーでした。

ミシュラン1つ星などさまざまな栄誉を獲得されている「マンワー」は予約がなかなかとれないと聞きます。その味を東京でいただけるとはめったにない機会。気になる方はぜひ行ってみてください!

Tastes of Mandarin Oriental
・コースディナー 33,000円
・飲茶コースランチ 16,500円
※税込み、サービス料別

広東料理「センス」
東京都中央区日本橋室町2-1-1
マンダリン オリエンタル 東京 37F

0120-806-823(9時~21時 レストラン総合予約)
motyo-fbres@mohg.com(メール)
公式ウェブサイト(外部リンク)

ホテルが好きなグルメライター

ラグジュアリーで非日常な空間が好き。関西と東京の2拠点生活。地方や海外へも身軽に出かけます。ホテルステイや食べ歩きを20年以上続けていて、ブログ「くろにゃんの孤高のグルメ旅」を運営。またインスタグラムなどのSNSでも日々の活動を発信しています。ホテルとグルメに関することをメインにさまざまな情報をお伝えします。好みの合う方は、ぜひフォローしてくださいね!

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