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【8月限定】9,450通りの組み合わせのパフェ!南イタリアの「海」がテーマのイタリアンを渋谷で

くろにゃんホテルが好きなグルメライター

東京都渋谷区、桜丘にあるトラットリア「ピノサリーチェ」にて、2023年8月31日までの期間限定で提供中の、9,450通りの組み合わせがあるという特製カスタムメイドのパフェと、南イタリアの「海」がテーマのお料理をいただき大満足。とてもいいお店だったのでご紹介します!

「ピノサリーチェ」はこんなお店

角地の建物の半地下にあります。
角地の建物の半地下にあります。

「ピノサリーチェ」は、シチリアの名店「Duomo」でスーシェフを務め、ミシュラン1つ星を獲得された女性シェフによる南イタリア料理と、オーナーパティシエ(パスティッチェーラ)によるハイクオリティなデザートが楽しめる隠れ名店です!

今月は南イタリアの“海”がテーマ。時折、波の音がする音楽をBGMに、南イタリアの海辺にいる気分でディナーを満喫。客層は年齢層が高く落ち着いた感じです。

南イタリアのワインがずらり。南イタリアワイン歴が18年のベテランソムリエがセレクトしたワインがペアリングで楽しめます。

南イタリアの「海」をイメージしたお料理

前菜の小皿5品

前菜の小皿5品と、スプマンテ「カイアッファ スプマンテ ブリュット ミリア」
前菜の小皿5品と、スプマンテ「カイアッファ スプマンテ ブリュット ミリア」

その日のお任せで5つの前菜の小皿がテーブル上をにぎわせます。現地では10種類以上並ぶことも普通なのだとか。

サバの白ワイン蒸し
サバの白ワイン蒸し

こちらは、サバをトマトと一緒にビネガーオイルでマリネし、白ワインで蒸したもの。器もかわいいですね。

ズッキーニのグリル
ズッキーニのグリル

ズッキーニのグリルに、タコとトマトとオリーブをミンチ状にしたものをトッピング。とにかく味がいい!

枝豆のズッパ
枝豆のズッパ

枝豆の冷製スープ。新潟で7月下旬の短い期間に収穫される「湯あがり娘」を使用。コーンのような甘みがあります。アサリとドライトマトと赤玉ねぎ。

ブルスケッタ
ブルスケッタ

白身魚をトマトソースとケッパーで煮込んだものをのせたブルスケッタ。この日の白身魚はイサキとカジキ。

ハマグリのオーブン焼き
ハマグリのオーブン焼き

ハマグリにジャガイモとバジルのペーストを詰めてオーブンで焼いたもの。

一人前をお皿に取り分けるとこれくらいの量です。凝ったものばかりでうれしい。しかも全部おいしい。これだけでワインが進んでしまいますね。

バケツに入ったムール貝の白ワイン煮

ムール貝の白ワイン煮(中)と、ワイン「カンティーネ・ベンヴェヌート マーレ」
ムール貝の白ワイン煮(中)と、ワイン「カンティーネ・ベンヴェヌート マーレ」

海辺のレストランでバケツいっぱいに入ったムール貝を食べながらワインを飲む、そんなイメージで作られたメニューです。小・中・特大の3サイズがあり、こちらは中です。20個くらいありました。食べ応えあり!

パエリアで焼かれたカスカスのムール貝とは程遠く、ふっくらしっとり柔らかでジューシー!これには驚きました。カナダ産の生ムール貝を仕入れているそうです。

レモンのリゾット 生ハム

レモンのリゾット 生ハム
レモンのリゾット 生ハム

「レモンのリゾット 生ハム」はレモンパスタをリゾットで作ってほしいというゲストの要望に応えて作られたシェフのスペシャリテです。かの常盤貴子さんも気に入られて、メディアで紹介されたそうです。

コシヒカリの1.5倍の大きさという岐阜県産の米「龍の瞳」を用いてイタリア米の食感に近づけているそうです。生ハムのうまみ、レモンの皮の香りが漂い、さっぱりしつつクリーミーな味わいは忘れられません。

ワイン「ノッテテンポ シャルドネ・サレント」
ワイン「ノッテテンポ シャルドネ・サレント」

樽の香りの白ワインは次のパスタに合わせて。

烏賊墨(イカスミ)を練り込んだスパゲッティ 海老とトマトのソース

烏賊墨(イカスミ)を練り込んだスパゲッティ 海老とトマトのソース
烏賊墨(イカスミ)を練り込んだスパゲッティ 海老とトマトのソース

「烏賊墨(イカスミ)を練り込んだスパゲッティ 海老とトマトのソース」は、うまみを引き出すためにあえて殻つきのまま使った海老とトマトのソースが絶品の味わい!「イカスミを練りこんだパスタはお歯黒にならなくていいね」と友の弁。

オーナーパティシエのデザートも絶品

先に謝ります。すみません!イタリアンのデザートを甘く見ていました。こちらのレストランでは、本格的な南イタリア料理に加え、とびきりおいしいデザートが味わえました。

カスタムメイドパフェ(8月限定)

パーツをえらんで紙に書き、カスタムパフェをリクエストする
パーツをえらんで紙に書き、カスタムパフェをリクエストする

8月限定、好評開催中の「特製カスタムメイドパフェ」がすごい。ゼリーベース、クリーム、フルーツ、ケーキ・グラノーラ、ジェラート・セミフレッド、トッピングソースから好みのものをセレクトし、それをオーナーであるパティシエ(パスティッチェーラ)がパフェに仕立ててくれるのです。

エキゾチックソースをかけて味変!
エキゾチックソースをかけて味変!

私のチョイスは、白ワインゼリーベース、キャラメルクリーム、マンゴー(スパイス風味のマリネ)、自家製グラノーラ(杏、レーズン、ピスタチオなど)、ココナツジェラートとマンゴージェラート(ライムと生姜入り)、エキゾチック(マンゴー、パッション、コショウ)のトッピング。

すごくないですか?組み合わせは9,450通りもあるそうです。今回はトロピカルな感じになりましたが、トマトやチーズを使った塩系も気になります。

北海道牛乳リコッタとレモンのカンノーロ

季節のフルーツメロンがのった豪華なカンノーロ
季節のフルーツメロンがのった豪華なカンノーロ

北海道でイタリア人職人が作っている濃厚なリコッタクリームと、シチリア式と呼ばれる皮ごと煮込む自家製のレモンジャムを、ザクザクの生地に詰めた絶品スイーツ。

はぁ、めちゃめちゃおいしかった。余韻を持たせたくて、イタリアンだけど最後は紅茶でシメさせていただきました。

おわりに

タイルが埋め込まれた床もかわいい
タイルが埋め込まれた床もかわいい

いかがでしたか?こんなステキなイタリアンがあるなんて。隣りの区の住民も知らなかったという隠れ名店です。

何をいただいてもおいしいと思いますが、イタリアの「海」がテーマのお料理と、特製のカスタムパフェは今月限りなので気になる方はお早めにどうぞ!

ピノサリーチェ

東京都渋谷区鶯谷町15-10 ロイヤルパレス102

03-3496-3555

公式ページ(外部リンク)

取材協力:ピノサリーチェ

ホテルが好きなグルメライター

ラグジュアリーで非日常な空間が好き。関西と東京の2拠点生活。地方や海外へも身軽に出かけます。ホテルステイや食べ歩きを20年以上続けていて、ブログ「くろにゃんの孤高のグルメ旅」を運営。またインスタグラムなどのSNSでも日々の活動を発信しています。ホテルとグルメに関することをメインにさまざまな情報をお伝えします。好みの合う方は、ぜひフォローしてくださいね!

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