岩手県の「なかほら牧場」より。北上山系で自然のえさを食べ、昼夜ともに自由に放牧されている牛たちの牛乳とその加工品をお取り寄せ。飲んでみて、これが本当の牛乳なんだと衝撃を受けました。ぜひ記事をご覧ください。

「なかほら牧場」の山地酪農と酪農物

牧場からミルク製品をお取り寄せ。
テンションあがります～！

岩手にある「なかほら牧場」の牛たちは、平らな牧草地ではなく、標高700～850mのくぼ地で、自然に生えている植物を食べて生活しているそうです。

牛たちは一年を通して山で自由に過ごし、自然交配・自然分娩をし、子牛は2か月ほど母乳で飼育。ホルモン剤の投与もなく、冬は安心なエサを食べ、のんびり育ったストレスの少ない牛のミルクとその製品は高品質だと想像がつきますね。

「なかほら牧場」が自家製造し直送する本物の牛乳

「なかほら牧場牛乳」は、24時間365日の昼夜自然放牧による母牛が、本来のエサである草を食べて出した子牛のためのミルクのおすそ分けです。

なつかしい牛乳キャップ（笑）裏にはバターのようなクリームがついています。搾乳後、隣接する工場で、ホモジナイズ加工（脂肪球の均質化）をせずに、63〜65度・30分の低温殺菌を行った牛乳です。

ビンの中の牛乳の上の部分もとろ～り。この部分を脱水するとバターになるそうです。

自然の牛乳というと濃厚だと思っていましたが、意外にも化学肥料を食べていない牛のミルクは脂肪分が少なくさっぱりとしています。浮いている脂肪分が溶け込んでいないせいもあると思いますが、これが本当の牛乳！

カラメルなしでミルクを味わう「なかほら牧場 ぷりん」

「なかほら牧場」のノンホモミルクと、「有機ブルーアガベシロップ」、自然の中に産み落とされる「放し飼い卵」、お隣の村で薪窯で直煮してつくられる「野田塩」を使い、牧場で手作りされているプリンです。

素材のおいしさを味わってほしいという気持ちから、カラメルソースは入っていません。ミルキーで優しい味でした。

テレビ番組「マツコの知らない世界」、雑誌「BRUTAS」などのメディアでも紹介されたそうです。

草を食べて育った牛のミルクから作られた「ピュア グラスフェッド バター」

「グラスフェッド」とは「草で育てた」という意味で、その名の通り草をエサにして育った牛のミルクから作ったバターです。

「グラスフェッド バター」は、日本ではまだなじみがありませんが、オーストラリアやニュージーランドから輸入されていて、国産のものはさらに希少です。「なかほら牧場」では受注生産を行っています。

人工のエサではなく草から得た栄養のおかげで黄色っぽくなるのだそうです。味わいは上品でさっぱりしています。

そば粉のクレープを焼きました。お店で見たように、クレープにバターをそのままスティックのようにして塗るの、やってみたかったのです。

「なかほら牧場ミルククリーム」

ミルクジャムの有名店、神戸にある「パティスリーAKITO（アキト）」が、自然放牧のグラスフェッドミルクと有機ブルーアガベシロップをじっくり2時間ほど煮詰めて作るミルククリーム。

3種あります。そのまま食べてもおいしいのですが、パンに塗るのはもちろん、薄めたり温めたりしてソースにも活用できるそうです。

ミルククリーム「キャラメル」

ミルククリーム「キャラメル」は、まさしくキャラメルそのもの。そば粉のクレープに「グラスフェッド バター」を塗り、このミルククリームをのせて巻きました。（ミルククリームが見えなくてごめんなさい）

手軽においしいおやつができて感激！

ミルククリーム「いちごキャラメル」

ミルククリーム「いちごキャラメル」は、グラスフェッドミルクの濃厚な味わいの「キャラメル」に、甘酸っぱい有機いちごのジャムをのせた2層仕立て。甘味は、北海道産ビートグラニュー糖を使用。

ミルククリーム「カフェショコラ」

ミルククリーム「カフェショコラ」は、自然放牧のグラスフェッドミルクと有機ブルーアガベシロップをベースに、甜菜糖（てんさいとう）・チョコレート・エスプレッソを加えたもの。

２つのミルククリームをスコーンに塗っていただきました。ただのジャムではなくミルククリームを合わせることで、いつものスコーンがより味わい深いものになりました。

おわりに

本物のミルクの味を体感できて良かったです。一番心配だったのが賞味期限ですが、意外にも長めで無理なく消費中です。以下、まとめておきますのでご参考になさってください。

なかほら牧場 公式サイト（外部リンク）