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【記念日にもおすすめ】銀座のフレンチでうっとりするランチコースをいただいた感想…

くろにゃんホテルが好きなグルメライター

東京都中央区、銀座で約17年のフレンチ「l'art et la maniere(ラール・エ・ラ・マニエール)」にて、こちらにしては手ごろランチのショートコースをいただきました。ショートコースと侮ることなかれ。とても良い内容でしたのでご紹介します。

ラール・エ・ラ・マニエール

店名のl'art et la maniere(ラール・エ・ラ・マニエール)とは、フランスの古い言葉で“正しい導き方”という意味だそうです。

お店はビルの地下にあり、バラの塔を配したエレガントで非日常の空間。

ピンクのバラを挿したウェルカムセッティング。おしぼりの香りにもうっとり。ベネズエラ産のレモングラスオイルをしたためているそう。

バラはフワラーベースに活け替えられ、コース料理が始まります。パンのプレートも中心部分がピンクのグラデーションで美しい。

胸が高鳴るアミューズ2種

アミューズは、黒コショウがアクセントの鴨肉が隠れたカカオのボール。鴨肉がほろりとほぐれます。カカオの役割もちょうど良い!

そして、アオサ海苔のクリスピーなカップにイカと子持ち昆布を盛り付けたもの。

簡単なコースだと思っていたのに、アミューズでこのクオリティなので、お料理への期待が高まります。

前菜 エキゾチックに味わうカンパチ

わら焼きにてスモーキーな香りをまとったカンパチに、金柑、ゆり根、ゆり根のクリーム、コンソメジュレ、ベビーリーフ、スパイシーな塩を合わせて美しく盛り付けた前菜。

カンパチの上にはハラペーニョ、ケッパー入りのトマトソース。オールドベイというアメリカの塩とコリアンダーリーフがアクセントになっていて、旬のカンパチがエキゾチックな味わいで楽しめました。

パンに添えたバターは、有塩と無塩のバターをブレンドしたものを球体に。ホイップしてあるのでエアリーで軽い。

魚料理 まとう鯛のムニエル

まとう鯛はフランスでは"サンピエール"とも呼ばれる高級魚だそうです。ほろ苦いアンディーブ(チコリ)とともにムニエルにて。レモンバターソースは大好きな味わい。生姜味のレモンピール、フェンネルを合わせて。

肉料理 鴨とビーツの饗宴

先ほどの白から一転して黒と赤のグラマラスな一皿が鴨肉のメイン料理。

しっとりと調理されたジューシーな鴨肉にフランボワーズのソースがエレガントで、意外にも優しい味わいでした!

デザート いちごの球体

熱いココナッツミルクソースをかけるテーブルパフォーマンスで仕上げ。

現わるは、生姜のシャーベット、スターアニスのお酒でマリネしたイチゴ、イチゴのムース、ピスタチオ、ナッツのチュイールなど。

イチゴを介してさまざまな食感と香り、味わいが楽しめました。さすがパティシエの作るデザート。

お茶 和紅茶

食後はコーヒーまたは紅茶。紅茶は奈良の月ヶ瀬の和紅茶でした。さすが最後まで抜かりなし。

ソムリエによるワインやティーのペアリングも

熟練のソムリエさんによるワインのペアリングとともにコースをいただくとより一層楽しめると思います。ノンアルコール・ティーペアリングもあるのがうれしい。

おわりに

いかがでしたか?

以前の様子は知りませんが、昨年10月に若き才能あるシェフが着任され、いっそう魅力的なお料理がいただけるようになったのでは?

記念日や大切な方とのお食事にもおすすめです。気になる方はぜひ行ってみてください。

ランチタイム平日限定のショートコース
ランチMignon 8,800円(税サ込)

関連情報

デザートの動画の様子など、インスタグラムもご覧ください。(外部リンク)

ラール・エ・ラ・マニエール
東京都中央区銀座3-4-17 オプティカB1F
03-3562-7955
公式サイト(外部リンク)

取材協力:ラール・エ・ラ・マニエール

ホテルが好きなグルメライター

ラグジュアリーで非日常な空間が好き。関西と東京の2拠点生活。地方や海外へも身軽に出かけます。ホテルステイや食べ歩きを20年以上続けていて、ブログ「くろにゃんの孤高のグルメ旅」を運営。またインスタグラムなどのSNSでも日々の活動を発信しています。ホテルとグルメに関することをメインにさまざまな情報をお伝えします。好みの合う方は、ぜひフォローしてくださいね!

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