3月8日のミモザの日（国際女性デー）を祝し、東京都港区、JR田町駅直結のホテル「プルマン 東京田町」では、2024年3月8日（金）から3月31日（日）の期間限定で特別コースがいただけます。

女性シェフを外部のレストランからお迎えし、コラボレーションをしたのはホテル初のこと。

3月8日に開催されたトークショーに参加し、そのコース料理を実食しました。

3月8日はミモザの日（国際女性デー）

「国際女性デー」は「ジェンダー平等や女性のエンパワーメントの推進」を理念に、1975年に国連によって制定されました。

イタリアでは「ミモザの日」とよばれ、女性の日ごろの活躍への感謝として、身近な女性に対して愛や幸福の象徴であるミモザの花をプレゼントするそうです。ステキですね～。

近年、女性の働き方はずいぶん変わってきたように思いますが、それでも料理業界においては女性シェフが長く活躍できる環境が整っておらず、ミシュラン星付きレストランの女性シェフ率に至ってはわずか5％なのだそうです。

ホテル総料理長が1つ星レストランの女性シェフと初コラボレーション

「プルマン 東京田町」の総料理長である福田氏は、そんな中で努力をして才能を発揮されている女性シェフ、宮島氏をリスペクトされていて、この度のコラボレーションが実現しました。

宮島氏は、赤坂にあるミシュラン1つ星のレストラン「アマラントス」のシェフドキュイジーヌ。福田氏と共にラム肉のアンバサダーを務めるなど、旧知の間柄だそうです。

そんな2人の息の合ったコラボレーションコース料理をご紹介します。

ミモザコース feat. アマラントス 宮島由香里シェフ

前菜は宮島シェフ、メイン料理とデザートは福田シェフが担当されました。

【前菜】白アスパラガスと生ハムのブランマンジェ エンドウ豆のクーリ

春らしくかわいい前菜！ミモザを意識した黄色い花（エディブルフラワー）を飾った前菜です。

白アスパラガスと生ハムのブランマンジェにスナップエンドウのとろりとしたソースを流し、サクサクのクルトンやスナップエンドウなどをあしらってあります。

宮島シェフはもとパティシエールだったとのこと。クルトンが薄く丸かったりと細かいパーツもかわいくて好きです。

春の野菜がたっぷりで濃厚な味わいが楽しめました。

【メイン料理】ラムチョップのグリル ビーツリゾット 春野菜のソテー

こちらは福田シェフによるオージーラムの魅力をたっぷり伝える一皿。

かたまり肉で調理したラムチョップは柔らかくしっとりとしていて、山ワサビが刺激的なアクセントになっていました。

つけあわせのビーツの玄米リゾットと、ビーツのピュレをパウダーにしたものがあでやかな色彩を放っています。

また木の皮をいぶしてパウダー状にしたもの、オリーブオイルなどをまとわせてあり、洗練されたエキゾチックな味わいで楽しめました。

余談ですが、昨年の秋に、初めて福田シェフによるサステナブルなコース料理をいただいたとき、外国人シェフなのかな？と思ったのです。

今回聞いてみると、やはりシェフはオーストラリアをはじめ世界各地で経験を積まれグローバルな味わいを披露してくださる方だったのです。

その時の記事はこちら↓

【精鋭シェフの料理とワイン】東京・港区のホテルで開業5周年記念のサステナブルなディナーを実食レポ

【デザート】エキゾチックジュレとジャスミンアイスのミモザ風

デザートも福田シェフによるものです。トロピカルなフルーツジュレに、ジャスミンアイス、ミモザを意識した黄色っぽいスポンジなどを合わせています。

ベルガモットオイルを香らせた、これまたうっとりとする好みの味わい。焼きメレンゲがサクサクと食感のアクセントになっていました。

サステナブルな取り組みのオリジナルドリンク

コースにはパンと食後の飲み物（コーヒーまたは紅茶）もついています。

こちらのドリンクはコース別の「KASAレモネード」です。ワインの廃棄を減らすべく、ワインを煮詰めてアルコールを飛ばし、砂糖・スパイス・フルーツなどを漬け込んだシロップを、水や炭酸で割ったもの。おしゃれな上においしかったのでおすすめです。

おわりに

いかがでしたか？2人のステキなシェフたちのコラボレーションによる、春らしい明るく華やかなコースを食べてみたい方は、前日までの予約にてぜひ行ってみてください。男性も大歓迎だそうです。

【関連情報】インスタグラムでもご紹介しています。（外部リンク）

取材協力：プルマン東京田町