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東京ビッグサイトで開催された展示会で出会ったフランス最新のスイーツについて語ります!

くろにゃんホテルが好きなグルメライター

本場のカヌレ、珍しいパッションフルーツのタルトなど

ヨーロッパでは冷凍スイーツの大手である「ONORÉ(オノレグループ)」のブースで見つけたのは、日本でも人気のカヌレやマカロンに加え、まだ日本ではあまり知られていないスイーツたち。

まずは王道スイーツから

「レモンメレンゲタルト」はメレンゲをバラの花のように絞って焼いているのが芸術的!

フランス菓子といえばカヌレですよね。いつも食べているこのサイズはミニカヌレだったのです。大きいのを見てびっくり。

冷凍で輸入され、会場のオーブンで焼き立てのものをパクリ。外がカリッとなかがむちっとおいしい。冷凍でもおいしいのが衝撃。

いろんなフルーツのタルトがあるけれど、パッションフルーツのタルトは初めて。日本でも注目されているフルーツなのではやりそう。

マカロンは丸いもののほかにハート型のもあってアフタヌーンティーの一品としてもかわいいと思いました。業務用の冷凍スイーツを使っているホテルがけっこうあります。

初めて見る海外で人気のスイーツ

こちらは初めて知った「ブルーキー」というブラウニーとチョコチップクッキーをかけ合わせたスイーツです。似たものどおしの融合で魅力倍増!

イギリス製品も取り扱い

新しくイギリスのパスティなどの郷土料理のブランドが傘下に加わり、イギリスお得意の粉モノのバリエーションも豊富でした。

売り上げの一部を医療機関に寄付するスイーツ

「HASNAÂ CHOCOLATS GRANDS CRUS(アスナ・ショコラ ・グラン・クリュ)」では、女性の乳房をモチーフにしたチョコレート菓子「ネネ」に出会いました。

チョコレートとマシュマロとビスケットなどを合わせたこの味わいは、子どものころから好きだったエ〇ゼルパイに似ていて好みの味わい!

売り上げの一部はフランスの乳がん研究センターに寄付されます。

ボルドーワインをチョコレートに

ボルドーの一流シャトーのワインガナッシュ「アン・インスタント・ア・ボルドー」は、ビターなカカオとボルドーの赤ワインのフルーティーな酸味がマッチしていました。

こちらは保存料や人工香料を一切使用していないエレガントな風味とチョコレートのくちどけの良さにうっとり。たくさんの種類がある中の4種のアソートです。

ワインのガナッシュチョコレートは技術的に難しいらしく、あまり流通していないそうです。そういえば初めて!

日本でも人気情報中のベニエ(ミニドーナツ)

「MADEMOISELLE DESSERTS(マドモアゼル・デセール)」も冷凍スイーツを取り扱っています。

ミニドーナツのベニエは最近カフェやコーヒースタンドでも見かけるようになり日本でも流行しているスイーツですね。

フィリングは、キャラメル・ココア・アップル・バニラなど。日本の有名ホテルにすでに導入されています。

まだまだ気になるスイーツがたくさん!

南仏ワイナリーのオリーブオイル

南仏ワイナリー「Domaine de Panery(ドメーヌ・ド・パネリ」のオリーブオイルは、高級レストラン、ホテルで既に取り扱われているそうです。

葡萄畑の歴史は19世紀にまでもさかのぼる老舗でありながら、女性オーナーによりブランドイメージをリニューアル。センスの良い宿泊施設を併設し、ワインツーリズムも行っているそうなので気になる方はお問い合わせください。

おわりに

「Foodex Japan 2024」のフランスパビリオンでは、出展者数は81社、うち49社ががワイン、スピリッツ(ウィスキー、コニャック、ラム)、ビールの生産者および商社でした。

展示会にてさまざまなフランスのスイーツおよび食品に出会って刺激を受けました。少ししか紹介できませんでしたが、気になるアイテムはありましたか?

またこうした機会がありましたら、いろいろご紹介したいと思います。

記事中の食品、および企業に興味をお持ちの方は「フランス大使館 貿易投資庁-ビジネスフランス」までお問い合わせください。
メールアドレス
presse.jp@businessfrance.fr

【補足】

Foodex Japan 2024フランスパビリオンについて

・ビジネスフランスはFOODEXに2017年からフランスパビリオンを主催し、中止になった2020年を除くと今年で7回目。

・3分の1がヌーヴェル・アキテーヌ/ボルドー地域から、ブルゴーニュ、ボジョレー、ロワール渓谷、ローヌ渓谷、プロヴァンス、ラングドック、バスクなど他の地域からも出展。

・地方からのパートナーとして、ヌーヴェル・アキテーヌ、オクシタニ―、ペイ・ド・ラ ロワール。

・フランス海外領土(グアドループ/マルティニーク/ギアナ)の「フランス海外県産ラム酒」7社が20品目以上を出展。

・食品部門では、業務用菓子、マカロン、ショコラ、紅茶、チーズ、オリーブオイル...など、29社が出展。

・ロジスティクスと国際サポート・サービスを提供する企業2社に加えて、今年もフランス・パビリオンのスポンサーである紅茶のジャンナッツ社が参加。

今年初の試み

・Free Tasting : フランス・パビリオンでご紹介しているワイン&スピリッツ製品の中から30品目以上を試飲、プロのソムリエによるサービス。

・Food Corner :食品部門の出展社が、製品はもちろんパッケージデザインなど、一押しの製品を展示。フレンチフードアドバイザーとして、パティシエ兼コンサルタントの上野啓介氏、料理研究家の渡辺麻紀氏、伊藤くみ氏より、フランス食品の魅力をご紹介。

ホテルが好きなグルメライター

ラグジュアリーで非日常な空間が好き。関西と東京の2拠点生活。地方や海外へも身軽に出かけます。ホテルステイや食べ歩きを20年以上続けていて、ブログ「くろにゃんの孤高のグルメ旅」を運営。またインスタグラムなどのSNSでも日々の活動を発信しています。ホテルとグルメに関することをメインにさまざまな情報をお伝えします。好みの合う方は、ぜひフォローしてくださいね!

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