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【高松市】どこか懐かしい雰囲気の洋食店 一目見てシェフの腕前が歴然と解かる「レスト&コーヒー ロゼ」

黒澤見冴子地域ニュースサイト号外NETライター(高松市)

その昔、某テレビ番組でとある洋食屋さんが薄いフライパンを探すという内容を放送してました。何でも、薄い卵焼きを作る為には極薄フライパンが必要で、そんな物を扱える腕前の料理人は限られているとの事でした。

そして、そんな難しい技術を使うオムライスが頂けるのが、こちら「レスト&コーヒー ロゼ」です。

昭和レトロな雰囲気が溢れる外観がいいですね。

住宅街の中にあるので、注意しながら探してくださいね。

カーナビ案内で「キタミナミ小学校キタ交差点」南東の住宅街の中にあります。

到着したお昼ごろにはほぼ満席でした。

入れ替わり出入りするお客さんが「美味しかった」と声を掛けていくのが印象的です。

こちらは帰りがけ、少し空いた席の様子。

昔ながらの雰囲気が心地よく、奥まった場所にありながらこれだけ人気なのも頷けます。

因みにトイレは店名にふさわしくビビッドな真っ赤なタイルで覆われ、そこだけまるでスタンリー・キューブリック監督の映画の世界の様でした。

混雑にも関わらず、そう待たずして運ばれて来る注文の「オムライス(950円)(税込)」

この一皿すらも一見懐かしいビジュアルではありますが、運ばれてきた時点で久しく忘れていた鼻腔くすぐる卵の香に驚かされます。そしてこの、卵で包まれたチキンライスが透けて見える薄さ。

自分で卵焼きを作った事が有れば分かりますが、破れもせずこんな薄さでコンスタントに調理できるなんて超絶技巧としか言いようがありません。

昨今のふわトロオムライスも勿論美味しい物ですが、昭和の時代の食べ物も、こんなに美味しかったんだと再認識できる一皿です。

そして、店内に貼ってあるメニュー紹介がとても気になります。

「くろっこちゃんカレー(¥1,150)(税込)」

コチラは栄養価の高い黒米を使ったご飯で頂くカレーだそうです。

これまたカレーの名店としてもっと知られなくてはならない程の一皿。

栄養価が高い黒米を使用したスパイシーなカレーで、お肉がちょこんと乗っただけのシンプルなビジュアルからは味への自信が伺えます。

そしてその期待に違わず、口に入れると甘さと仄かな苦みがスパイシーな辛さへと変貌していく、見事な洋食カレーです。

今流行りのSNS映えするような派手さはないものの、シンプルなビジュアルだが味に間違いなしの料理と云えるでしょう。

カレー好きさんにも是非、訪れてみて欲しいです。

色鮮やかなミニサラダ。

華やかな映えが注目される昨今の外食産業ですが、こういう昔ながらの雰囲気で、味で勝負の洋食屋さんが人気店として続いているのは、なんだか嬉しいですね。

他にも気になるメニューがたくさんあるのでしばらく通いたくなりました。

モーニングも昭和っぽい。価格も据え置きなのでしょうか。とてもリーズナブルですね。

昔ながらの素敵な雰囲気とお味の喫茶店、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

【店舗情報】

「レスト&コーヒー ロゼ」

住所:香川県高松市木太町1488−3

地域ニュースサイト号外NETライター(高松市)

香川県を拠点に演劇、映像制作活動をする傍ら、愛する地元香川県についての情報を発信しています。

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