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【大阪市都島区】早い・旨い・安い。京橋で長く愛される酒場で気分爽快。

草葉はるねライター(大阪市)

今年の夏はこれでもかというほど暑く、疲れがたまっている方も多いのではないでしょうか。夏の終わりの休日は、昼呑みなんかも良いですね。

大阪屈指の昼呑みスポット・京橋は、やっぱり「ええとこ」です。
京橋駅の近くにある「京屋本店」さんへ行ってきました。

京橋で55年もの歴史をもつ酒場「京屋本店」

JR「京橋駅」北口を出て2分ほど歩いたところに、渋い外観の酒場があります。「ミヨシ正宗」と大きく書かれた看板が目印。こちらが「京屋本店」です。

京橋で55年前から営業しているそうです。
昭和の大衆酒場らしい佇まいはもちろんですが、「ミヨシ正宗」や「アサヒ生ビール」といったお酒の名前を、店名よりプッシュしているこの雰囲気に私は惹かれました。

店内もいい雰囲気です。カウンターの上や壁に、メニューがぎっしり並んでいました。広い店内には大きなコの字カウンターがどーんとあり、グループで座れるテーブル席もいくつかあります。コの字カウンターがメインのお店というだけに、一人のお客さんがほとんどでした。活気があるお店です。

カウンターの内側が厨房になっていて、中には店員さんが3人。カウンターの外側にも店員さんがおられるので、店員さんはどこ?と探すことはありません。

明るく「何にしましょ?」と声をかけてもらい、テンポ良くお酒と料理が提供されます。

どて焼き・おでんをビールとともに

注文を聞きながら慣れた段取りで用意が進んでいるため、びっくりするほどのスピードで出してもらいました。

まずは、どて焼き、おでんの玉子とじゃがいもから。瓶ビールの小瓶と一緒にいただきました。これらの提供に1分もかかっていないのでは?というほど。早くも楽しい気分になります。

どて焼きは2本注文しましたが、ビールの相性がピカイチなので何本も食べたいほどです。

おでんは出汁がしっかり染みているものの濃く感じることはなく、ほっとする味でした。

げその天ぷら・くじらの造りを日本酒と

「京屋本店」の看板にも「ミヨシ正宗 直売所」と書かれているように、このお店の定番のお酒は、広島県福山市の日本酒「ミヨシ正宗」。

というわけで一合注文すると、ビールグラスにぴったり・もりもりに入れてもらいました。お見事です!ちなみに「ミヨシ正宗」は一合330円。とてもリーズナブルでした。

日本酒のお供は、げその天ぷらにしました。けっこうボリュームがあります。

揚げたての天ぷらを食べながら、ちびちび呑む日本酒がおいしいんです……。



こうして平和にお酒を呑んでいると、近くの席に常連さんが現れ、いつもの一品であろうくじらの造りを注文されていました。

というわけで、私も真似を。くじらの造りです!

柔らかくて、肉厚で、味がしっかりしていて、日本酒とよく合いました。にんにくと生姜も添えられているので、味変を楽しめます。

くじらの造りを食べるのは初めてで、ニンニクとも合うとことなど発見がありました。そしてリピートしたい一品になったのでした。



常連さんの注文内容には積極的に耳を傾けたいと思っています。そんなことができるのも、コの字カウンター席の良いところですね。ちなみにこちらでの飲食代は2,200円くらいでした。おどろきです!

素敵な酒場に出会うと、その町がもっと好きになりますね。京橋にある「京屋本店」で楽しいひとときを過ごしてみてください。

京屋本店
住所:大阪市都島区東野田町3丁目4-15
電話番号:06-6351-8030
営業時間:12:00〜22:15 (入店は21:35まで) 
定休日:日曜日
※営業時間や定休日、飲食代などは変更される場合があります。

ライター(大阪市)

純喫茶・大衆酒場・銭湯など、ノスタルジックな空間が大好き。懐かしくてときめく何かを求めて、西へ東へ散歩しています。

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