ずっと前から知っているけど、そういえば入ったことがない。

と気づいてから、お店の前を通るたびに「お客さんの層、幅広いな〜」と、気になって気になって……。

新梅田食道街にある「しんきょうパート1」さんで、ラーメンと餃子を食べてきました。

いい音が響く小さな店内

新梅田食道街といえば、阪急梅田駅からJR梅田駅へ向かうために横切る方も多いのではないでしょうか。個性あふれる飲食店が並び、寄り道したくなりますが、朝から夜まで通しで営業するお店は多くはない印象です。

餃子の看板が目印の「しんきょうパート1」で、遅めのランチをすることにしました。

カウンター10席ほどの小さな店内ではBGMは流れておらず、大きな鉄のフライパンで調理する音が響いていました。カツカツカツと野菜を炒める音が心地良いです。

観光している外国人カップルや、近くのお店で働くスタッフさん、スーツ姿の会社員など、さまざまなお客さんが入ってきて、食べ終えたら出ていく。そんな状況でした。とにかく回転が早いです。初めてでも、一人でふらっと入りやすいと思います。

野菜たっぷりの味噌ラーメンが沁みる

注文したのは、味噌ラーメンとハーフぎょうざのセット。1100円でした。ぶた肉、もやし、にんじん、たまねぎ、ネギがのっている味噌ラーメン。野菜もたっぷり食べられるのがうれしいです。

スープは味噌の味がしっかりしているけど、さらっとしているのでごくごく飲めます。寒くなってきた今、ちょうど良いな〜、と。どこか懐かしい味で、ほっとします。

餃子は5つ。ちょうど良い焼き加減の王道の餃子です。タレもおいしくて、これはビールとよく合うだろうなぁ、と思いながら味わいました。

小さなお店なので、他のお客さんのオーダーが自然と耳に入り、調理風景も見ることができます。手際よく炒められたチャーハンのパラパラ具合を見てしまい、次はチャーハンを食べたい！と強く思ったのでした。

「しんきょうパート1」は、この場所で60年近く営業しているそうです。常連らしきお客さんは、慣れた様子で餃子とビールを注文されていました。電車に乗る前にささっと腹ごしらえしたり、仕事終わりにさくっと飲んだりなど、使い勝手が良さそうです。ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか！